
¡Hola! Madoriです。
マドリード街歩きの続きです。
滞在7日目は、地下鉄でマドリード中心部まで出かけ、街歩きを楽しみました。
実は、この7日目がマドリード街歩きのクライマックスです。
この日は、歴史を感じられる観光名所をいくつか巡りましたが、それ以外にも魅力的な場所にたくさん出会えたので、7日目も数回に分けて紹介しています。
- マドリード王宮
- デボー神殿
- サン・ミゲル市場
- モンターニャ公園
今回は、エジプトから寄贈された「デボー神殿」とマドリードの街が美しく眺められるモンターニャ公園からの夕焼けと夜景の様子をお届けします。
夕焼けに照らされるデボー神殿の姿やマドリードの街、また、夜景が映し出すマドリード王宮やアルムデナ大聖堂の幻想的な風景は、観光客の心を魅了してやみません。
デボー神殿とマドリード王宮周辺は散策にもぴったりの場所で、数々の写真を撮る素敵な場面に出会えることでしょう。
それでは、さっそく紹介していきます!


Templo de Debod(デボー神殿)


Templo de Debod
デボー神殿
マドリード王宮から北へ16分ほど歩くと、エジプト南部で発掘された紀元前200年〜180年に造られた遺跡があります。
それが、エジプトから寄贈された「デボー神殿」です。



ここは、マドリードのパワースポットともいわれています。
夕焼けスポットとしても有名で、観光客やマドリード在住の人々を含め大勢の人が集まります。
エジプトで巨大ダムの建築後、水没の危機にあった「アブ・シンベル神殿」の救済を援助したスペイン政府に対して、1968年にエジプト政府から寄贈された。



建物の方角を維持しながらマドリードに移築されました。
2200年前、古代エジプトの太陽神アモンを奉る場所であったデボー神殿。
1年の始まりにエネルギーを蓄えるための重要な儀式が行われていたといいます。
私たちは中へは入っておりませんが、神殿内部では当時の様子を再現した模型やプロジェクターを使い、建物の配置の意味やその歴史を知ることができます。
ここからは、空の移り変わりを楽しんでいただけたらと思います。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます




夕陽に染まった空がとても綺麗ですね。太陽が沈んでいく様子を眺めていると、都会の喧噪からしばし静寂の旅へと連れ出してくれるようです。




すっかり日が暮れ、ライトアップされた神殿も美しいです。


こちらは神殿の最後部。小さいですが、空には三日月も写っています。


デボー神殿は、また訪れたい特別な場所になりました。
こんな時に訪れたい
- 癒されたいとき
- 気持ちを入れ替えたいとき
- リフレッシュしたいとき
- エネルギーをチャージしたいとき
マドリードへは簡単には行けないので、訪れた時のことを思い出しながらこの写真を見て元気をもらいたいと思います。


Parque de la Montaña(モンターニャ公園)
デボー神殿のある場所は高台にあるため、この場所からはマドリードの街を見渡すこともできます。
モンターニャ公園から眺めた夕陽


手前は人だかりですが、目の前の景色が闇に沈んでいく姿は都会にいることを忘れさせてくれるほどに美しかったです。
木のシルエットの間に見える沈む太陽の姿を捕えることができました。


公園から見えるマドリード王宮とアルムデナ大聖堂の姿


前回記事の最後にも1枚だけ載せましたが、私はこの景色を眺めるのをとても楽しみにしておりました。
マドリード王宮とアルムデナ大聖堂の遠景です。
ミラーレス一眼カメラを手に入れ、いちばん感動した風景の写真をこれから紹介します。
ここからの数枚は同じ景色で退屈かもしれませんが、空の色の移り変わりを楽しんでいただけたらと思います。
ベストポジションが確保できたところで、三脚を立てて撮影しました。








私たちは、夕焼けが見える時間の少し前の明るい時間に訪れ、暗くなるまで過ごしました。
青い空がだんだんと赤く染まりはじめ、刻々と変化していく美しい空の色は涙が出そうでした。
そういえば、一昨日に高校時代からの友人と都心で食事をしながら喉が痛くなるほどおしゃべりをしたのですが、「最近涙もろくてね〜。美しいもの、可愛いもの、優しい世界にふれるとすぐに泣いちゃう。」という話になり、大いに共感しました。



年齢的なものも大いにあるとは思います。笑
夕焼けの話に戻します。空の変化をもう少しわかりやすくするため、上4枚の写真を並べてみました。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます








ジオラマモードでも2枚撮影してみました。


手前のボケが良い感じでして、ジオラマモードが王宮と大聖堂の美しさを更に引き立てているように思いました。





自画自賛ですが、プロっぽく撮れて眺めるたびにニヤニヤしてしまいます。笑
こちらは夜景の写真です。ミラーレス一眼カメラとコンデジで、同じ場所、時刻で撮影してみました。


ちなみに、どちらの写真も無加工です。下のコンデジで撮影したほうの写真は、慎重に撮ったつもりですがボケボケです。。。





私の腕が悪いだけかもしれないけれど。。。



全然違うね・・・。
快晴の空の下では大きな差は出ないように感じましたが、曇天や夕焼け、夜景で明らかにカメラの差が出るな〜と感じました。
美しい夕焼けと夜景を拝むことが出来たのは、まさに天の恵み。
滞在中ずっと青々とした空と眩い太陽に恵まれたこと、神様にとても感謝しています。
そして、その美しい景色を美しく撮ることができ、改めてカメラを購入して良かったと感じています。


私たちは王宮と大聖堂方面に夢中で他の景色を撮影するのを忘れてしまいましたが、ここからは、Casa de Campo、Sierra de Guadarrama(グアダラマ山脈)も見渡せます。
マドリード・モンクロア=アラバカ区の西にあるスペイン最大の都市公園である。以前は王室の狩場であり、敷地面積は1,700ヘクタール(6.6平方マイル)以上である。
公園内には遊園地(パルケ・デ・アトラクショーネス(スペイン語版))やマドリード動物園がある[1]。マドリード市民が公園内で一日を過ごす事は一般的であり、良い天候に恵まれており、周辺ではリスやウサギ、様々な種類の鳥のような野生動物を見ることもできる。
引用元:カサ・デ・カンポ – Wikipedia
イベリア半島中央部にある山脈。セントラル山系の約半分を占め、アビラ県のグレドス山地、グアダラハーラ県のアイリョン山地の間にある。
引用元:グアダラマ山脈 – Wikipedia
マドリード観光で行けなかったスペイン広場
Plaza de España
スペイン広場
この旅では、王宮・大聖堂周辺〜デボー神殿、夜景スポットまでの道中にある、Plaza de España(スペイン広場)に寄ることができませんでした。
スペイン広場も、マドリードを代表する観光名所のひとつです。
白い像が『Don Quijote』の生みの親、Miguel de Cervantesで、馬に乗っているのが小説に登場するドン・キホーテです。
もう少し早い時間に王宮周辺を訪れることができたらスペイン広場にも立ち寄ることができましたが、夕陽が出てきてしまったので夕焼けスポットを優先したのです。
次にマドリードを訪れた際にはスペイン広場をメインに王宮周辺散策を楽しみたいと思います。
Don Quijote
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説。 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士(アロンソ・キハーノ)が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗って冒険の旅に出かける物語である。1605年に出版された前編と、1615年に出版された後編がある。
引用元:ドン・キホーテ – Wikipedia


いつか、ドン・キホーテの舞台となった、La Mancha(ラ・マンチャ地方)の風車の丘「Consuegra」にも訪れてみたいですね。



今回、行く予定だったのに滞在の一日が体調不良により行けませんでした。涙
次のマドリード滞在は、この2点を目標にしてみましょうか。
次の旅の目標
- ドン・キホーテの世界を体験すること
- 女王 イサベル1世ゆかりの地を訪れる
もちろん、マドリードに行くからにはレアル・マドリードの試合観戦と食べ歩きも楽しみますよ!
王宮周辺の美しい夜景


デボー神殿とモンターニャ公園からの夕焼けと夜景を存分に満喫し、そろそろ帰ります。
帰りの道中も王宮と大聖堂周辺を通りました。きっと、周辺の夜景も綺麗だろうな・・・と、思ったからです。
前回、この周辺について詳しく書いたので、ここでは夜景の写真だけ載せておきましょう。


マドリード王宮の夜景





マドリード王宮の夜景は、ため息が出るほど美しかったです。
遠景もいいですが近くで観てもウットリで、ライトアップによって浮かんでいるようにみえるのも幻想的でした。


オリエンテ広場の夜景


オリエンテ広場には、フェリペ4世の騎馬像と王立劇場があります。



ここは昼より夜が断然キレイですね!
アルムデナ大聖堂の夜景


アルムデナ大聖堂の夜景もとても綺麗でした。こちらは北東角からの眺めです。


こちらは丸いフォルムが可愛らしい大聖堂の頭頂部ですが、ライトアップされた建物と空のコントラストが美しいですね!


マヨール広場からソル駅までの夜景


マヨール広場まで歩いてきました。夜のマヨール広場がとても美しく、いかにもスペインらしい雰囲気が味わえると聞いて楽しみにしていました。
こちらは広場の端部分ですが、それでもマヨール広場のスペインらしい雰囲気が伝わればと思い載せてみました。


マヨール広場のすぐ近くのサン・ミゲル市場の前も通りました。


サン・ミゲル市場は、このときトイレを借りるために立ち寄りました。


実は、ヨーロッパを旅して夜景を眺めるのは今回の滞在が初めてでした。
これまで南フランスでも前回のマドリードでも、日が暮れてから外出するのが怖くて夜景を眺めることができませんでした。
ヨーロッパは夜景がとても美しいのに何とも勿体ないことです。
しかし、 マドリードの夜はこんなにも明るく賑やかで、安心して街歩きを楽しめることがわかりました。



もちろん警戒心ゼロではいけません。
次も美しい夜景を眺めに外を出歩きたいと思います。



夜のバルをハシゴしてみたいですね。
Sol広場まで来ました。ここはマドリードの中心地として夜遅くまで賑わっています。


ソルは、東京で例えると新宿のような雰囲気のエリアです。
帰りは地下鉄Sol駅から乗り、滞在のアパートメントホテルに戻りました。
遅めのランチをしっかり食べたので、夜はホテル最寄り駅近くのスーパーで軽めのお惣菜(パスタ系)を買ってホテルで食べました。
マドリード王宮周辺からデボー神殿までのアクセス
マドリード王宮周辺からデボー神殿と夕焼けスポットまでのルートです。
私たちは寄れませんでしたが、スペイン広場経由で表示してみました。
地下鉄最寄駅
- Ventura Rodriguez:5分
- Plaza de España:11分
まとめ


今回は、マドリードのパワースポットといわれるデボー神殿を中心に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
エジプトから寄贈されたこの美しい神殿は、モンターニャ公園から街を一望できる絶好のロケーションに位置しています。
夕焼けに照らされる神殿の姿や、夜景が映し出す幻想的な風景は、観光客の心を魅了してやみません。
また、デボー神殿やマドリード王宮周辺は散策にもぴったりの場所で、数々の写真を撮る素敵な場面に出会えることでしょう。
さて、スペイン滞在中の名所巡りは7日目がラストでした。
きっと、何度訪れても飽きることはないであろう美しき街マドリード。
次の旅はフランスですが、また再訪しようと心に決めたのでした。
7日目滞在記をようやく書き終え、次回からは8日目。
8日目は、レアル・マドリードの選手たちがよく訪れるというバスク料理店とスーパー巡りについて書く予定です。
残り少なくなってきましたが、引き続き暮らすように旅するマドリードをお楽しみいただけると幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



¡Hasta luego! (またね)



