¡Hola! Madoriです。
世界遺産の街、「セゴビア」日帰り旅行の続きです。
スペインには数々の魅力的な世界遺産が点在していますが、その中でもセゴビアは特に魔法にあふれた美しい街として知られています。
マドリードから日帰りで訪れることができるこの街は、まるでメルヘンの世界に迷い込んだような錯覚を覚えるほどの素晴らしい観光地です。
今回は、「白雪姫」のお城のモデルとなった、崖の上の「アルカサル」を写真メインで紹介します。
セゴビア日帰り旅行記も数回に分けての紹介となります。
- セゴビア出発編
- セゴビア水道橋編
- セゴビア旧市街編
- セゴビア アルカサル編
- セゴビア帰路編
今回は、アルカサル編です。
アルカサルは、何と言っても白雪姫の城のモデルとして有名で、その美しさと歴史的な重要性が観光客を魅了してやみません。
イサベル1世の時代から受け継がれる歴史的な背景も興味深く、お城の中で過ごす時間はまるでタイムトラベルしているような気分にさせてくれることでしょう。
セゴビアは散策するにも撮影スポットとしても絶好の場所で、美しい街並みや素晴らしいお城を堪能することができます。
お城の姿が美しいだけでなく、街全体がまるでメルヘンのような雰囲気に包まれており、訪れる者を魅了してやみません。
歴史とファンタジーが織り交ぜられたこの素晴らしい街を訪れて、魔法にあふれた体験をしてみませんか?
それでは、さっそく紹介していきましょう。
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セゴビアのアルカサルまでの道中
私たちは、Calle de Martinez Campos(マルティネス・カンポス通り)経由でアルカサルまで向かいました。
目的地のアルカサルに向かう道中も絶景が続きますので、途中で撮った写真も何枚か紹介しておきましょう。
雲ひとつない青空の下を歩くのはとても気持ちがいいですね。
崖の上の建物が、とても絵になっていました。
これは絶景!個人的に、道中で最も印象に残った風景です。
スペインの広大な大地と青い空にすっかり魅了されてしまいました。
そして、ようやくアルカサルが見えてきました!
セゴビアのアルカサルについて
ここで、セゴビアのアルカサルについて少し紹介いたしましょう。
Alcázarはスペイン語で、日本語でいう「城」のこと。
セゴビアのアルカサルは、スペイン、カスティーリャ・イ・レオン州にあります。
アルカサルは、900年の歴史をもつロマンティックな中世のお城で、「セゴビア旧市街と水道橋」の一部として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
また、ここはディズニー映画『白雪姫』の白雪姫城のモデルとしても知られており、2012年には、トリップアドバイザーの企画「バケットリスト」の「世界の名城25選」に選ばれました。
セゴビアは、スペイン帝国の礎となったカスティーリャ王国の都でした。
アルカサルは、そのカスティーリャ王国の女王、イサベル1世が住んでいたお城として知られています。
カスティーリャ王国の最盛期を築いた名君と名高い人物で、コロンブスの新大陸進出を援助したことでも有名。
イサベル1世の物語
スペイン史上最大の名君と讃えられるカスティーリャ女王イサベル1世の生涯を描いた作品も、この場で紹介させていただきますね。
実は、スペインの歴史ドラマ『イサベル〜波乱のスペイン女王〜』(原題:Isabel)が、めちゃくちゃ面白くてハマっていました。
全39話と長いですが、毎回ハラハラさせられる内容で、あっという間に完走。
日本では、チャンネル銀河とBS日テレで放送されました。
日本語では視聴できませんが、こちらの公式ホームページ(スペイン語)で動画が視聴できますので、映像だけでも雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、書籍でもイサベル1世について書かれた本やコミックがありますので、スペインの歴史に興味のある方に大変おすすめです。
セゴビアのアルカサルとその周辺の写真
国旗が掲げられたお城の塔は、Torre de Juan II(フアン2世の塔)と呼ばれており、セゴビアの有名な壁装飾「Esgrafiado」が施されています。
こちらは入り口付近ですが、私たちはお城の中には入りませんでした。
中世の門番のコスプレ!?
セゴビアの眼下に広がる美しい大地
アルカサルからは荒涼としたスペインの大パノラマが広がっています。
眼下に広がる田舎の景色。その美しさと雄大さに感動し、自然と涙が溢れてきたのを今でも鮮明に覚えています。
青々とした緑や花が咲き乱れる風景ではないのですが、何というか現実離れしているような。
私の乏しいボキャブラリーでは上手に表現ができないのですが、とても心奪われる風景でした。
日本では目にすることができないような大地と中世の頃から残る美しい建物が、まるで夢の世界のように私の目に映ったのでしょう。
場所は違いますが、脳裏に「アランフェス協奏曲」のギターの音色が響き渡りました。
アランフェス協奏曲
スペインの作曲家ホアキンロドリーゴのギターと管弦楽のための協奏曲(1939)。
引用元:アランフェス協奏曲とは – コトバンク
原題《Concierto de Aranjuez》。
スペイン内戦で被害を受けた古都アランフェスを思って作曲された。
ロドリーゴの代表作の一つ。
このような素晴らしい景色を眺めていると、些細な悩みなど吹っ飛んでしまいそうです。
絶景スポットまでの道中
アルカサルには到着しましたが、私たちは更なる目的地を目指します。
眼下に広がる田舎の景色を堪能したあとは、その眼下まで下ります。
急な坂道と階段が続きましたが、この道中でも素敵な風景や建物に出会えました。
緑や小川のせせらぎ、癒されますね。水がとても綺麗だったのを覚えています。
のどかな雰囲気です。ここにも木組みの家が建っていました。
家の真後ろに崖がありました。やはり、「もし地震がきたら・・・」などと考えてしまいます。
ピンク色のようなオレンジ色のような建物がとても可愛らしく、目に留まりました。
こうしてアップで撮ると、まるで「美しい村」のようですね。
まだ訪れたことがありませんが、スペインで最も美しい村といわれる「Albarracín」や、南仏のピンク色に染まる美しい村「Roussillon」を思い出しました。
あと一息。もう少しで目的地に到着です。
美しいアルカサルを眺められる場所
ようやく到着しました!アルカサルがいちばん美しく眺められるといわれているのが、この場所です。
ここに辿り着くまでにかなり歩くので大変でしたが、この光景を目の当たりにしたらそんな疲れも吹き飛んでいました。
おとぎ話の世界そのもので、ずっと眺めていたいメルヘンチックな中世のお城でした。
むしろ、私の中では水道橋より楽しみにしていた場所だったのです。
もう、感無量でした(感涙)。
アルカサルのその形から、巨大な船に例えらているのだとか。
望遠で撮影したのがこれらの写真です。
この頭頂部は、乙女心を刺激するシルエットですね。
太陽とアルカサル。セゴビアに来て本当によかったと思えた瞬間でもあります。
セゴビアの城壁
美しいアルカサルをゆっくり堪能したあとは、城壁を通って旧市街へ戻ります。
このアルカサルが折り返し地点なのですが、城壁周辺も静かでお散歩が楽しいです。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます
奥にひょっこり見えるアルカサルの頭頂部が可愛らしいですね。
セゴビアのアルカサルの雪景色
昨年の冬にInstagramで、ため息が出るほど美しいアルカサルの幻想的な写真を見つけました。
なんて美しいのでしょう・・・。
「これは絵本なのではないか?」と、しばしウットリ眺めてしまいました。
今でも王子様とお姫様が住んでいるのではないかと思わせるメルヘンチックな景色です。
このアングルもいいね。
どこへ行けばこの場所から撮影できるのかな・・・と、気になり調べてみました。
こちらのMirador del Alcázar y los dos Vallesという展望台です。
アルカサルから歩いて25分ほどの距離にあります。
セゴビアの気候は大陸性地中海性気候で、標高約1,000mの丘陵に築かれていることから、冬は非常に寒いそうです。
真冬の欧州旅行はなるべく避けたいところですが、このような美しい景色に出会えると思うと、行きたい気持ちが高まりますね!
アクセス
Alcázar de Segovia(アルカサル城)
所在地:Plaza Reina Victoria Eugenia, s/n, 40003 Segovia
入場時間: 月曜日〜日曜日 10:00-20:00
地図
私たちは水道橋をスタート地点とし、「サン・マルティン教会」に立ち寄り、その後は「マヨール広場」を経由せずに静かな「マルティネス・カンポス通り」を通って、セゴビア大聖堂の遠景を眺めながらアルカサルまで歩きました。
このコース、なかなかおススメですよ!
セゴビアのアルカサルまとめ
今回は、白雪姫のお城のモデルとして知られるセゴビアのアルカサルやその周辺を、写真をたくさん使って紹介いたしました。
スペイン世界遺産のセゴビアというと水道橋が有名ですが、このアルカサルもセゴビア観光に欠かせない場所のひとつだと断言できます。
その壮麗な姿は、まるでメルヘンの物語に迷い込んだような佇まいで、イサベル1世によって築かれた歴史的な要素も加わり、訪れる人々をよりいっそう魅了します。
セゴビアは、撮影スポットとしても非常に人気があります。
美しいお城や街並みはまさに絵画のようで、散策するたびに新たな魅力を発見でき、歴史的な建物や風光明媚な景色を堪能しながら、おとぎ話のような世界を満喫することができます。
スペインの歴史とロマンスが息づくセゴビアは、訪れる旅行者に幻想的な思い出を与えてくれることでしょう。
今回の記事が、読んでくださった方の、今後の旅の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
¡Hasta luego! (またね)