Bonjour. Madoriです!
パリ滞在記を全て書き終えてホッとしたところですが、しばらく旅に出られないと理解しつつも次の旅にスイッチON!
次の夫婦旅は「パリと南仏コート・ダジュール」を予定しておりましたが、パリだけに滞在したいと考えています。
南仏も訪れたいのですが、南仏は短い日程で慌ただしく訪れる場所ではないような気がしてきました。
南仏を訪れるなら南仏だけにとどまり、ゆる〜く、のんびりバカンス気分を満喫したいところ。
私たちがフランスに滞在できるのは、1週間〜10日ほど。
やはり、日程的に2都市滞在はバタバタしそうな気がしました。
次回も、充足感に満ちた忘れられない旅にするべく、1都市に滞在してじっくり街を味わいたいと考えました。
それで、パリと南仏で迷ったのですが、今の気分はパリだなと。
南仏の映像も観るたび涙が出そうなほど行きたい衝動にかられるのですが、パリを訪れてからというもの、これまで以上にフランスの歴史に興味をもち、それならやはりパリをもっと見なくては!と、思ったのです。
前置きが長くなりましたが、1日だけ日帰りでパリ近郊の街にも足をのばしてみようと考えました。
これまでパリ近郊の街には関心はありながらも、パリ以外の地方は南仏に強い思い入れがありすぎたため、あまり考えることがありませんでした。
ですが、パリに1週間以上滞在できるのなら、そのうちの1日をパリ近郊で過ごしてみたいと思いました。
パリ近郊といえば、ベルサイユ、シャルトル、フォンテーヌブロー、ランス・・・など。
消去法ではなく、数年前からずっと訪れてみたいと考えていたのがこの街です。
Reims(ランス)!!
その理由を、書いていきたいと思います。
ランスのノートルダム大聖堂
ランスで訪れたいNo.1の場所は、美しく見事なゴシック建築の大聖堂です。
正式名称は、『ノートルダム大聖堂 ランス』と、いいます。
これは、写真や映像だけではなく肉眼で拝みたいと強く思いました。
数あるノートルダム大聖堂の中でも彫刻が非常に美しいといわれ、フランス三大大聖堂のひとつでもあります。
- シャルトル大聖堂
- ランス大聖堂
- アミアン大聖堂
また、このランス大聖堂は、歴代フランス国王の戴冠式が行われた歴史をもつ特別な場所でもあります。
大聖堂の北側には、あの有名なジャンヌ・ダルクの像があります。
ジャンヌ・ダルクは、100年戦争の際にオルレアン(フランス中部に位置する都市)を英国軍から解放し、まさにこのランス大聖堂でシャルル7世の戴冠式を実現させました。
シャルル7世の戴冠は1429年でしたが、25人の王の戴冠式がこの大聖堂で行われました。
歴史と素晴らしい芸術を体感できるのが、ランス大聖堂の魅力ではないでしょうか。
ランス大聖堂の内部
また、聖堂内でいちばん古い1240年頃のステンドグラスは、祭壇の反対側の東の天井近くにあり、中央左には聖母マリア、右にはキリストがみえます。
第一次世界大戦の際に外され、戦後戻されたとのこと。
そして、この大聖堂ではなんと!シャガールのステンドグラスを観ることもできます。
シャガールのステンドグラス
なんて美しいの!
シャガールも大好きな画家のひとりで、南仏ではシャガールのお墓詣りもしてきました。
ランス大聖堂、これは生きているうちに外観も聖堂内も絶対に観ておかねばなりませんね!
ランスのフジタ礼拝堂
ランスの魅力は、それだけではありません。
フランスで最も有名な日本人、画家のレオナール・フジタ(藤田 嗣治)が眠る「フジタ礼拝堂」も、ランスにあります。
平和の聖母礼拝堂
フジタは、「最も好きな画家」といっても過言ではありません。
2018年には日本でフジタ没後50年の展覧会が開催されたのですが、とても素晴らしかったです!
訪れたときの写真を見つけたので、この場に載せておきましょう。
こちらは、ミュージアムショップで購入したポストカードや一筆箋です。
ランスのシャンパン・カーヴ
そしてそして!ランスはシャンパンの産地としても知られる、シャンパーニュ地方の都市です。
それならば、シャンパン・カーヴの見学もしてみたいと思いました。
予約必須ですが有名どころですと、「Veuve Cliquot(ヴーヴ・クリコ)」と「G.H.MUMM(マム)」のカーヴがあるようですね。
シャンパンの試飲・・・想像するだけでたまりません!
ランスの街
ヨーロッパの街歩きが大好きな私たちにとって、街が素敵であることも外せません。
ぶどう酒で栄えた街はどこも美しいイメージです。
ボルドー、アルザス、ブルゴーニュなどがよく知られていますね!
きっと、ランスもそうであろうと思いGoogleMapのストリートビューで街歩きをしてみたところ、やはり美しい街でした。
トラムが走っているところもいいね。
ニースで初めてトラムに乗ったのですが、トラムから街の様子を眺めるのが楽しかったのを、ふと思い出しました。
ランス観光ルート
- Gare de Reims
ランス駅 - Cathédrale Notre-Dame de Reims
ランス大聖堂 - Champagne Veuve Clicquot-Ponsardin
カーヴ:ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン - G.H. Mumm
カーヴ:マム - Chapelle Foujita
フジタ礼拝堂
パリからランスまでのアクセス
旅行計画ということで、パリからランスまでのルートを詳しく調べてみました。
宿泊するホテルは変わる可能性もありますが、前回泊まったリュクサンブール公園近くのホテルにしたいと考えています。
そこから東駅へ移動し、TGV(高速鉄道)に乗ります。
ランスに行くには、パリの東駅からTGVに乗って片道46分です。
TGV INOUI
46分(途中停車駅なし)
TGVのチケット購入手順
直前に慌てないよう、チケットの購入方法も載せておきましょう。
フランス国鉄が運行する高速鉄道(TGV)の車窓からの景色を眺めるのも楽しみですね。
パリから1時間以内でランスまで行ける距離というのも嬉しいところです。
パリ近郊日帰り鉄道の旅、いつ実現できるか未だわかりませんが、訪れる日を夢みて日々の生活を頑張りたいと思います。
やはり、旅が最高のモチベーションです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Merci. Au revoir. À bientôt !
(ありがとう、またね)