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Bonjour. Madoriです!
今回は、パリの人気の観光地でもあり、芸術家の街としても知られる丘の街、モンマルトルの紹介です 。
ここは、ずっと憧れの場所でした。
しかし、モンマルトルのある18区は治安があまり良くないと聞いていたので、初めてのパリ旅行では、あえて避けてしまいました。
ですが、訪れたい気持ちが抑えきれないのと、動画などで街の様子をみた感じだと、そんなに危険でもないかな!?と、思い、次回は必ず訪れようと決意したのでした。



まずは、この素晴らしい動画をご覧いただきたいです。
パリ在住フランス政府公認ガイドの中村さんが紹介するモンマルトルの動画です。
モンマルトルは、フォトジェニックスポットだらけの街。
ここでは、とにかく沢山の写真を撮りに行きたいと思います。
街もじっくり味わいたいので、日帰り旅行気分で丸一日ゆっくり時間をかけて巡りたいところ。
モンマルトルについて


Montmartre
Montmartreといえば、斜面に広がる丘の街。
頂上には真っ白な、Basilique du Sacré-Cœur(サクレクール寺院)が有名ですね。
標高130メートルの丘の街モンマルトルは、フランスの首都パリで一番高い場所にあります。
モンマルトルは、かつて長い間、パリから独立した村でした。
モンマルトルの名は、Mont des Martyrs(殉教者の丘)が由来とされています。
都市化が進むのは19世紀半ば。パリの税金や規制が適用されず、また長年丘の上でワインが作られていたことから、モンマルトルは飲み屋街に変わっていきます。
19世紀末から20世紀初頭、モンマルトルはデカダンな歓楽街となり、赤い風車の建物で有名な「Moulin Rouge」では、有名な歌手やパフォーマーらが舞台に立ちました。
また、多くの芸術家たちがアトリエを構えたことでも知られています。
1876年〜1912年にかけ、モンマルトルの丘の上にサクレ・クール寺院が建設され、パリのランドマークになりました。
昔ながらのカフェも多く、迷路のような細い石畳の路地や階段など、ノスタルジックな風情を感じながら散策できる場所でもあります。
モンマルトルは階段の多い街


丘の街モンマルトルでは、どこに行くにも階段、階段。
階段を登りきったところに、石造りの建物が続く街が広がっています。
そんなモンマルトルでは、警察の自転車部隊がパトロールをしているとのこと。
もちろん、パトカーの警察官もいますが、この街は階段や細い道が多いため、いざ何かが起きたときに、自転車のほうが素早く駆けつけられるのだとか。
坂道や階段は歩くのにはシンドイのですが、景色が素晴らしいですよね。



足腰を鍛えたいと思いました。笑


モンマルトルのノスタルジックな路地


モンマルトルに限らず、パリには心惹かれる路地がたくさんありますが、なかでもモンマルトルは坂が多いので、よりいっそう魅力的な路地に出会えそうです。
Rue de l’Abreuvoir(アブルヴォワール通り)


Rue de l’Abreuvoir
アブルヴォワール通り
上の写真は、Rue de l’Abreuvoir(アブルヴォワール通り)。
モンマルトルでの一番の楽しみは、路地めぐり。
住んでいる人の情報によると、歩くといろいろな秘密が見つかるそう。
小さな広場や抜け道にも注目しながら、ゆっくり時間をかけて迷いながらの散策を楽しみたいと思いました。
サクレ・クール寺院が、チラリとみえるのも素敵ですね。
Rue Saint-Rustique(サン・ルスティック通り)


Rue Saint-Rustique
サン・ルスティック通り
こちらは、Rue Saint-Rustique(サン・ルスティック通り)。
風情あふれる石畳を歩いていると、奥に幻想的なサクレ・クール寺院が見えます。
モンマルトルのサクレ・クール寺院


Basilique du Sacré-Cœur
サクレ・クール寺院
パリのランドマークのひとつ、白く輝くビザンチンスタイルのサクレ・クール寺院。
モンマルトルの丘の上に立っているうえ、ドームの高さ83m、奥行85mとサイズも大きいため、パリ市内のいたるところから、その姿をみることができるそう。
こんな感じで遠くにみえる姿も美しいですね。


サクレ・クール寺院は、「聖なる心臓」(聖心)を意味し、イエス・キリストに捧げられました。
ノートル・ダム教会のように、パリだけではなく、マルセイユなどの地方にもサクレ・クール寺院は存在します。
着工したのは1877年で、約4000万フランの費用と40年の歳月をかけ1914年に完成したものの、礼拝のために開放されたのは第一次世界大戦の終わりの1919年。
それ故に、この寺院は皮肉にも普仏戦争以来のドイツに対する復讐の象徴として多くのフランス人から捉えられたそうです。



こんなに美しい教会なのに。


教会の鐘は通称サヴォアと呼ばれ、1895年にサヴォワ地方で造られました。
重さ約18トンの、世界最大級の鐘であるとのこと。



そのため、音色がとても美しく響くのでしょうか。
まだ実際に訪れたことはありませんが、サクレ・クール寺院の鐘の音色が大好きで、YouTubeなどの動画では何度も視聴しています。
こちらの、パリ在住のかたのYouTube動画で、サクレ・クール寺院の鐘の音色を聴くこともできます。
サクレ・クール寺院のドームからの眺めも観ることができ、この動画を視聴して、モンマルトルを訪れたら絶対にサクレ・クール寺院のドームに上ろうと思いました。



360度、パリの街が見渡せます。



見渡すには、236段の階段を上らなければなりません。
- 教会内部見学:無料
- ドーム入場:6€( ≒ ¥720)
ドームからの美しい眺めの写真を、著作権フリー画像からも見つけました。


モンマルトルの沈む家!?





あれ?建物が沈んでいる!?
こちらは、「The Sinking House(傾いた家)」として「 #sinkinghouse 」「#沈む家」のハッシュタグで、Instagramで話題になったスポットです。
サクレクール寺院目の前の坂の向こうに見える建物を撮影して、少し角度を変えたもの。



実際には、このように全く傾いてもいないし沈んでもいません。


モンマルトルのテルトル広場


Place du Tertre
テルトル広場
絵描きさんが多いことで知られるテルトル広場。
この広場は、モンマルトルが1860年にパリ市に編入されるまで、村の中央広場だったそうです。
現在は、お土産用の絵売りや似顔絵描き、多くの観光客であふれています。
かつての、のどかな芸術村の面影をしのぶなら、観光客の少ない早朝に訪れたほうが良さそうですね。
広場周辺に点在する芸術家たちの足跡をたどって散策するのも楽しそう。
モンマルトル美術館
Musée de Montmartre
モンマルトル美術館
モンマルトルの歴史が詰まった場所で、ユトリロのアトリエなどがあります。
中庭のカフェが素敵とのことで、ここはひと休みも兼ねて立ち寄りたいと思いました。
美術館の隣にはブドウ畑があり、その畑で収穫されたブドウで造られたワインは、この美術館のお土産屋さんで買うことができるそうです。
モンマルトルのアトリエ洗濯船
Bateau-Lavoir
アトリエ洗濯船
1904〜1909年まで、まだ無名だったピカソが暮らした安アパートで、かつて多くの芸術家が暮らした場所。
当時、モンマルトルには、ピカソの他にもモディリアーニやユトリロ、マティスなど、貧しかった芸術家たちが多く暮らし、活発な活動の拠点となっていました。
1970年の火災でほぼ全焼し、現在は小さなショーウィンドーに「洗濯船」に関する資料を展示しているだけとのこと。
モンマルトルにあるパリのブドウ畑
パリ市が管轄する「モンマルトル・ブドウ園」は、パリ18区の、Rue des Saules(ソル通り)と、Rue Saint-Vincent(サン・ヴァンサン通り)に挟まれた、面積0.15ヘクタールの小さなブドウ畑で、3,250株のブドウの木が植えてあり、毎年10月の初旬に収穫祭が行われるとのこと。
本当に、モンマルトルは「小さな村」のような街なのですね。
住人の中には、モンマルトルをパリだと思っていない人もいるそうで、丘の下に行くときは必ず「パリへ行く」と言うそうです。笑
モンマルトルワイン、どんな味がするのでしょうか!?
モンマルトルの風車が目印のレストラン「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
Moulin de la Galette
ここも見てみたい場所です。
『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』といえば、1876年に描かれたオルセー美術館所蔵のルノワールの名画で有名です 。
当時は絵画のようにダンスホールでしたが、今はレストランになっています。
風車の存在が、昔のモンマルトル(19世紀中頃)が農村だったことを感じさせますね。
当時は、作った小麦をひいたり、ブドウを絞るために30基もの風車が回っていたそうです。
モンマルトルのジュ・テームの壁
Le mur des je t’aime
ジュ・テームの壁
ジュ・テームの壁は、フォトジェニックスポットとして有名です。
612枚のタイルを使った大がかりな作品で、「Je t’aime」とは、「愛しています」という意味。
壁には、日本語の「愛しています」も、あるそうです。
モンマルトル墓地
Cimetière de Montmartre
モンマルトル墓地
ここには、時間に余裕があれば行こうかと考えています。
墓地には数多くの著名人が眠っておりますが、訪れる人が最も多いのは、モンマルトルに住んでいた、「永遠の美女」といわれる、Dalida(ダリダ)のお墓です。
- ダリダ(歌手)
- レオン・フーコー(物理学者)
- ヴァーツラフ・ニジンスキー(舞踏家)
- エドガー・ドガ( 画家)
- ギュスターヴ・モロー(画家)
- フランソワ・トリュフォー(映画監督)
- ハインリヒ・ハイネ(詩人)
- スタンダール(作家)
- アレクサンドル・デュマ・フィス(作家)
- 『三銃士』『モンテ・クリスト伯』『王妃マルゴ』の作者は父親のアレクサンドル・デュマ・ペールで、パンテオンに眠っている
モンマルトルのダリダ広場


Place Dalida
ダリダ広場
上の写真には映っていませんが、左にダリダの彫像があります。
上のほうでも紹介しましたが、ここの広場から続く路地が素晴らしいのです。
ここも、人が少ない時間帯に散策を楽しみたいところ。
モンマルトルのピンクのお店「メゾン・ローズ」


La Maison Rose
メゾン・ローズ
ピンクと緑のコントラストが可愛らしいレストラン「ラ・メゾン・ローズ」。
ここは、モンマルトルの風景画で有名な画家、ユトリロがかつて住んでいた場所です。
今は、フォトジェニックスポットとして、毎日のようにInstagramで見かけます。
パリを舞台にした映画にも、よく登場しますね!
モンマルトルのアメリで有名になったカフェ「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン」
Café des 2 Moulins
映画『アメリ』で有名になったお店として知られていますね。
ミーハーかもしれませんが、あの映画の世界感がそのまま残されている店内で、アメリの大好物の「クレーム・ブリュレ」を味わってみたいです!
モンマルトルのムーラン・ルージュ


Moulin Rouge
Moulin Rougeは、1889年創業の老舗キャバレーで、フレンチカンカンが有名。
歌手のエディット・ピアフや、イヴ・モンタンも、かつてこの舞台に立ったそうです。
ムーランルージュといえば、踊り子のポスターを数多く手がけた画家、トゥールーズ・ロートレックのこの絵が有名。
そういえば、私はロートレックの絵も大好きで、だいぶ前になりますが、東京で開催された展覧会に行ったことがありました。
ロートレックは、貧しい踊り子や娼婦たちが夜の街で生き抜く姿を、愛情のこもった視線で描き続けたそうです。
現在は、ムーランルージュの豪華絢爛なショーを観に、世界中から訪れる観光客は、年間63万人にもなるとのこと。
夜のモンマルトルは、治安面が不安なので出歩かないとは思いますが、写真を眺めているだけで、何だかテンションが上がります。笑


モンマルトルのメトロ最寄り駅


モンマルトルは、メトロ駅もフォトジェニック。
最寄り駅はいくつかありますが、この2箇所は見たいし写真を撮りたいです。



いずれも、メトロ12号線です。
Lamarck(ラマルク)
Abbesses(アベス)
モンマルトルまとめ


モンマルトルの魅力を簡潔にまとめると以下の通りです。
モンマルトルの魅力
- 歴史と芸術の融合
ピカソやユトリロなど、多くの有名な芸術家がこの地区に関わりを持っており、その歴史と芸術の融合が魅力の一つです。 - サクレ・クール寺院
モンマルトルの象徴的な建物であるサクレ・クール寺院は、美しいバロック様式の教会として知られています。丘の上に建っており、パリ市内の眺望も楽しめます。 - モンマルトルの丘と風景
モンマルトルは、丘の上に位置しており、その独特の地形から素晴らしい景色を眺めることができます。モンマルトルの丘からは、パリの美しい景色や市街地を一望することができます。 - モンマルトルの通りと雰囲気
モンマルトルの通りには、風情あるカフェやレストラン、アーティストの作品を販売する店舗などがあり、独特の雰囲気が漂っています。散策しながら地元の文化や雰囲気を楽しむことができます。 - モンマルトルのアートスポット
モンマルトルには多くのアートスポットがあります。有名なアートスタジオや画廊が点在し、芸術家たちの作品を鑑賞したり、個性的なアート作品を購入したりすることができます。
モンマルトルは、その歴史的な背景や芸術的な雰囲気、美しい風景などが魅力として挙げられます。
パリを訪れる際には、モンマルトルを訪れてその魅力を体験してみることをおすすめします。
やはり、パリのモンマルトルは素敵ですね!
安心して旅に出られる日がくるのは、いつになるのでしょうか・・・。
旅行・・・というより、最近はパリに住みたい欲が抑えられなくて困っています。笑



最後まで読んでいただきありがとうございました。