Bonjour. Madoriです!
パリ滞在記のつづきです。
今回は、いちばん楽しみにしていた観光名所「アレクサンドル3世橋」を訪れたときのことを紹介します。
アレクサンドル3世橋は、フランスの首都パリにあるセーヌ川にかかる橋で、その美しさと歴史的価値から「パリで最も美しい橋」として称えられています。
アレクサンドル3世橋は、1900年のパリ万国博覧会にあわせて建設され、パリ市に寄贈されました。
橋はネオ・ルネサンス様式の特徴を持ち、豪華なデザインが特徴で、橋の上部には鋳鉄製のアーチや華麗な装飾が施されており、美しい彫刻や彫像が配置されています。
橋の両側からは美しいパリの景色を望むことができ、観光客や地元の人々にとって人気の観光スポットとなっています。
アレクサンドル3世橋
Pont Alexandre III
アレクサンドル3世橋
雨はすっかり…とまでではありませんが、傘をささなくても大丈夫な程度になりました。
プティ・パレを出てすぐ、空も少し明るくなってきました。
いよいよ楽しみにしていたアレクサンドル3世橋が見えてきました!
中央には、ナポレオンが眠る黄金のドーム「Invalides」がみえます。
この旅の大本命、アレクサンドル3世橋。本当に、到着初日でここまで来てしまいました!
写真や映像では何度もみたアレクサンドル3世橋。
まさかこの目で、肉眼で目にする機会が来るとは!
何だか夢見心地でした。
アレクサンドル3世橋について少し説明します。
アレクサンドル3世橋は、フランス共和国の大統領サディ・カルノーとロシア皇帝アレクサンドル3世の間に結ばれた友好の証として、ニコライ2世により1900年のパリ万国博覧会にあわせて建設、パリ市に寄贈されました。
橋はアンヴァリッド広場とグラン・パレ、プティ・パレの間を結ぶように建設されました。
中央に橋脚を建てることなくセーヌ川を一跨ぎしています。
両端には石造りのトンネルがあります。こちらのモノクロの写真は、橋を渡ったあと左岸から撮った写真です。
プティ・パレのカフェでゆっくり休憩しておいてよかったです。
この景色を眺めて、私たちの心が再び踊りはじめます。
気合いを入れて写真を撮るぞー!
が、しかし、ここでハプニングが起こります。
ミラーレス一眼カメラの充電池が切れちゃった。
コンデジの充電池も切れてしまった。
まさか大本命を訪れることを予定していなかったため、ミラーレスもコンデジも予備の充電池を持ってきていなかったのです。
ルーヴル周辺とチュイルリー庭園、コンコルド広場で2機ともすっかり息絶えてしまいました。
いちばん楽しみにしていた観光名所だというのに。
まぁ、オレたちの旅ではよくあることよ。
そういえば、南仏のエズ村、スペインのトレドを訪れた時も、途中で充電池が切れたのでした。
雨も上がり、エッフェル塔も先頭部まで姿を現してくれました!
そして、今はiPhoneで撮るけれど、やっぱり綺麗に撮りたいから明日か明後日にでも出直そうという話になりました。
出直したときはアレクサンドル3世橋メインでアンヴァリッドまで行き、そこからサンドミニク通りへ移動し、通りからのエッフェル塔を眺めようと心に決めていたのです。
余裕があれば、エッフェル塔の全景が拝めるシャン・ド・マルス公園とシャイヨー宮まで行く予定でした。
しかし、これらは滞在中に決行されることはありませんでした。
なので、この時にiPhoneでしっかり撮っておいてよかったです。
決行できなかった理由は、本記事さいごの「まとめ」に綴っています。
やはり初めてみるエッフェル塔には素直に感動です!
チュイルリー庭園からうっすら見えていましたが、少しずつ近づき少しずつハッキリ見えてくる姿にワクワクしました。
橋の柱の上にはペガサスの像。そして遠くにエッフェル塔の姿が見えます。
絵になりますね。
上の写真は、いまiPadの壁紙に設定しています。
こちらは、あえて見たままの無加工で載せてみました。
悪天候にも負けないパリの美しさには恐れいるばかり。
彫刻と装飾が美しいアールヌーボー様式の街灯にも見惚れてしまいます。
アールヌーボー好きにはたまりません。
フランスの好きなところ。街中にアールヌーボーがあふれているから…というのも理由のひとつにあります。
こちらは、街灯とアンヴァリッドです 。
アールヌーボーの街灯はもちろん美しいのですが、道路側に建つパリ市内でよく見かける定番の街灯との相性も素晴らしいです。
そのうえ、真正面には黄金に輝くアンヴァリッド 。
もうね、この感動を言葉では表現しきれないです。
芸術の宝庫すぎる。
ここも屋外美術館だね。
トドメがこちらの、アールヌーボーの街灯とエッフェル塔です。
この写真もお気に入りです。
オレが撮った(ドヤ顔)。
冷静な人のほうが良い写真が撮れるのかなぁ。
滞在初日から、こんなご馳走いただいて良いのでしょうか!?と、言いたくなるほど贅沢な景色をパリの街はみせてくれます。
画質が良くないのが残念無念ですが、アレクサンドル3世橋から撮ったエッフェル塔を少し載せておきましょう。
あまりにも画質がアレなので、フィルター加工をして遊んでみました。
エッフェル塔、パリの普通の街灯、アールヌーボー街灯とのコラボレーション。
エッフェル塔と橋の柱の女神様。
カラーテレビが登場したばかりの頃のような粗い画質ですが、お気に入りのアングルです。
悪天候だけではなく、画像が多少粗くても絵になるパリ。
良い意味でズルい。笑
そして、パリは私たちを忙しくする街でもあります。
この景色をみてノンビリできるのは、現地在住者の特権かもしれません。
旅行者は、なかなかそうはいきませんね。
ストやデモが頻発することでも有名ですが、パリも住んでみたい街のひとつです。
ついでのような言い方ですが、橋からはモンパルナスタワーもみえます!
美しいアレクサンドル3世橋は、美しすぎるだけに訪れる人も多いです。
ルーヴル周辺ほどではありませんが、それでも多くの観光客と行き交いました。
車の交通量も多く、なかなか車が途切れてくれません。
横からの景色を眺めながら、ふと勝手なことを思いつきました。
アレクサンドル3世橋は、クラシックカーのみ通行可という規制でもしてくれないかなぁと。
やっと車が途切れたところで、急いでパシャリ。
エッフェル塔が入っていない!
慌てて撮るから〜。
さらに左岸方面に進むと、アンヴァリッドも近づいてきました。
このアンヴァリッドも観たかった名所のひとつです。
黄金に輝くドームが印象的で、遠くからでもじゅうぶん美しかったです。
どうやら私は、ドーム型の建物に目がないようです。
こちらは思いきりトリミングしたので画質が悪いですが、ナポレオンが眠るドーム教会のアップ。
アンヴァリッドは中には入っておりませんが、このドームの真下にナポレオンのお墓があります。
いつか一族が眠るお墓も訪れてみたいです。
こちらはまた、アプリで遊んでみました。笑
アレクサンドル3世橋の全景
ここからは、橋の全景写真を載せていきます。
冒頭のアイキャッチ画像にも使った、アンヴァリッドが一緒に写った橋がとても美しいです。
こちらは、橋の部分だけを撮ってみました。
橋の中央の彫刻をアップで。
こちらは、グラン・パレと橋ですが、ガイドブックやInstagramなどでもよく見かけるアングルです。
こちらは、グラン・パレのアップです。
カメラで撮ったらもっと綺麗な画質の写真が載せられたのに残念無念です。
アレクサンドル3世橋の周辺
アレクサンドル3世橋のすぐ脇には公園もありました。
道行く人たちがみな、美しいアレクサンドル3世橋を眺めています。
こういう奥行き感のある景色を前にすると必ず撮ります。
外苑前の銀杏並木道を思い出しました。
セーヌ河岸の遊歩道。船が停まっている光景もなかなか絵になります。
こちらは、アレクサンドル3世橋を堪能した後、帰り際に振り返って撮った写真です。
のんびりした雰囲気がいい感じです。
こちらの遊歩道は石畳ではないので歩きやすそうですね。
自転車も気持ちよさそうです。
カレンダー『花時間』2020 パリの花・パリの街
『花時間』2020 パリの花・パリの街
上の写真は、インテリア感覚で部屋に飾れるカレンダーです。
2013年から毎年購入しているのですが、このカレンダーが我が家の無彩色な部屋に彩りを与えてくれています。
そのカレンダーの今月1月は、なんとアレクサンドル3世橋を背景にした写真なのです。
お花も背景も美しいです。
そして、お花の写真だけではなく数字の大きさやフォントも美しく、写真のイメージを壊しません。
フラワーアレンジを手がけたのは、パリ5区のカルチェ・ラタンで30年以上愛されてきた「Thalie」主宰のPascale Lerayさん。
このフローリスト「タリー」、実は私たちが滞在したホテルから近かったというのを後で知りました。
宿泊したホテルは6区ですが、5区が目の前というロケーションです。
おしゃれな常連客も多いとのこと。
今回の旅では訪れることができませんでしたが、次はぜひ立ち寄りたいところです。
アレクサンドル3世橋の地図
アレクサンドル3世橋まとめ
アレクサンドル3世橋、素晴らしかったです。
ですがその後、ミラーレス一眼カメラを手にして再びこの場所を訪れることはありませんでした。
ガッカリしたからではありません。
セーヌ川にかかる橋で一番美しいと言われる橋に、むしろ感動しすぎたくらいです。
再訪できなかったのは、相変わらずの効率を無視したマイペースな街歩きに時間を取られすぎたためです。
ガイドブックに載っていない新たな発見が楽しくて仕方がなかったのです。
エッフェル塔も、アレクサンドル3世橋からの眺めでじゅうぶん満足でした。
パリは観光名所ももちろん素晴らしいのですが、何となく気にとまったお店や通りなど、ローカル感溢れる場所が新鮮で五感が刺激され、名所巡りよりそちらを優先してしまったのです。
ですが、やはり綺麗な写真が撮りたいので、アレクサンドル3世橋はいつかきっとリベンジするでしょう。
次回は、滞在1日目の最終回。
アレクサンドル3世橋を後にし、サン・ジェルマン・デ・プレ経由で歩いてホテルに戻るまでを紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
À bientôt ! (またね)