
Bonjour. Madoriです!
パリ滞在記の続きです。
11回に及ぶ長い1日目をようやく終え、今回からは2日目滞在の思い出を綴ります。
今回は、パリ5区のサン・ミッシェル界隈からノートルダム大聖堂のあるシテ島を目指し、途中ブキニストで買い物をしたときの様子をご紹介します。


パリ滞在2日目の朝


前日の滞在1日目は、早朝にパリに到着したにもかかわらずハードに街歩きを楽しみました。
その心地よい疲れと寝具の質が良かったおかげで、ホテルでは朝までグッスリ熟睡することができました。
いつも海外旅行をすると、滞在の前半は時差ボケの影響か早朝に目が覚めたりするのですが、今回は時差ボケを全く感じることがありませんでした。
軽くお化粧をして、朝食を食べに行きます。今回の旅は、ホテルの朝食付きにしました。
こちらが、朝食をいただくレストランです。


あいにく朝食時の写真を滞在中1枚も撮りませんでした。
朝食はセルフで、並べられた物をお皿に自由に盛りつけます。
バゲットは2種類並べられており、自分で包丁で好きなだけ切り分けるスタイルでした。



フランスに来たんだなぁと実感した瞬間でした。
バターも小包装ではなく、大きなバターがドンと置かれており、自分でバターナイフで使う分を切り分けます。



フランスは、やっぱりパンとバターが美味しいね。



うん。美味しくて朝食がセルフ方式だと食べすぎてしまうね。
ですが、朝食をたくさんいただくと昼食をスキップできるので節約にもなります。笑
代わりに、街歩きの途中でスイーツを楽しんだりします。
そして、生搾りオレンジジュースを飲むためのジューサーがありました。
やはり、生搾りストレートオレンジジュースは美味しく、毎朝飲んでいました。
レストランの客層もよかったです。ビジネスマンが殆どでしたが、旅行客もちらほら。
この日は、私たち以外にはフランス人親子2人でした。
お母さんと娘。この親子がとても美しく、まるで映画や絵画を観ているようでした。
お母さんは40代くらいの細身で金髪のベリーショートで、とても美人な方でした。
女の子も少女漫画にでも出てきそうな可愛い子で、ボブスタイルの綺麗な栗色の髪は前髪を眉の上でまっすぐに切りそろえられており、絵に描いたようなパリジェンヌ。
レストランの鏡に映るフランス人形のような端正な自分の顔をジーッと眺めていてとても可愛かったです。
カメラは部屋に置いてきてしまいましたが、持ってきていたら思わずこの親子に「写真を撮らせていただけませんか?」と、声をかけていたでしょう。



それくらい可愛かった。
ちなみに、アジア人の宿泊客は滞在の全日私たちだけで、ホテルは静かな空間が保たれていました。
レストランでゆっくり食事を楽しんだあとは、一旦部屋に戻り身なりを整え街歩きに繰り出します。
ホテルを出発したのは、確かAM10:00くらいでした。
こちらは、近所と言ってしまいたいほどホテルからとても近い距離にあるソルボンヌ大学です。


ホテルの住所は6区ですが、ソルボンヌ大学のある学生街カルチェ・ラタンは5区にあります。



ここを毎朝通っていました。


- 横構図:ミラーレス一眼
- 縦構図:コンデジ
前日の反省から、滞在2日目はカメラの充電池の予備を持っていきました。
ミラーレスとコンデジの写真が混ぜこぜですが、これから街歩きの写真をたくさん載せていきます。
スマホでは違いが殆どわかりませんが、PCやタブレットで画像をみるとコンデジで撮影した写真にうっすらと縦線のようなノイズが入っているので、わかりやすいかもしれません。
サン・ミッシェル通り


サン・ミッシェル通りから、2日目パリ街歩きのスタートです。
この日は大まかに以下を予定していました。
- マレ地区
- バスティーユ界隈
- アレクサンドル3世橋(リベンジ)
アレクサンドル3世橋は時間がなくリベンジが叶いませんでした。
今回は、ホテルからシテ島まで街歩きした時のことを紹介します。
シテ島までは、サン・ミッシェル通りからサン・ミッシェル橋を渡って12分ほどの距離にあります。



歩いても近かったです。
ここから数枚は、サン・ミッシェル通りの道中写真を載せていきます。
こちらは、ローカル感あふれる古本屋さんです。


お店の赤い屋根が、無彩色なパリの街に差し色のように彩りをそえています。
お買い物はしませんでしたが、滞在中何度か立ち寄りました。
こちらの写真はトリミングをしてヴィンテージ加工をしてみました。


2両編成のバス。ロワシーバス(空港からオペラ・ガルニエ前までの直通)かな?と思いましたが、ここは左岸なのでルート的に違いそうです。


バスは「カーン」という音を鳴らして走っていました。



この音、どこかで聴いたことがあるね。



路面電車の音だ!
そうなのです。南仏ニースの街中で聴こえた、あの路面電車の音と全く同じだったのです。
あの音が好きだったので、路面電車ではなくバスですが、パリでも聴けるなんて嬉しいと更にテンションが上がる私たち。



南仏も恋しいなぁ。
南仏とパリ、どっちが好き?という質問をたまにされますが、今は答えられないです。
南仏しか知らないときの私は、ブツブツと、こんなツンデレなことを言っておりました。



パリは魅力的だけど、観光客が多くて治安も悪そうだし日本人だらけでゆっくり旅行気分が味わえなそう。



でも、今はむしろパリのほうが好きなんじゃない?



うん、そうかも。パリ最高!
本当はフランス中を旅したいですが、短い滞在期間では、なかなかそうもいきません。
南仏とパリ以外で訪れてみたい場所は、ボルドー、リヨン、トゥールーズでしょうか。
やはり、南寄りが好きなのだと思います。
街歩きに話を戻します。道中、メトロ10号線の「Cluny La Sorbonne」の前を通りました。


この地上出入り口は普通の今どきの新しい感じです。
ここは、ホテルからの最寄り駅でもあり、他に4号線の「Odéon」も通っているため、とても便利なロケーションです。



ですが、滞在中は一度もメトロを利用しませんでした。



初めてのパリだから用心して利用しなかったんだよね。
サン・ミッシェル広場


Place Saint-Michel
(サン・ミッシェル広場)
広場に出ると、目を引く建物と噴水が現れました。
広場が建設された1855年の5年後に建設された、記念碑的な噴水のようです。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます




5区、カルチエ・ラタンのシンボル的存在でもあります。
建設当初、噴水の中央の像はナポレオン・ボナパルトをイメージしていたようですが、反対の声があり、大天使 聖ミカエル(フランス語ではサン・ミッシェル)の像になったとのこと。


パリジャン、パリジェンヌの左岸の待ち合わせスポットとしても有名で、噴水の周りにはいつもたくさんの人が集まっています。


この日も大勢の人が集まっていました。
注:署名詐欺らしき少女グループを発見しました。絶対に署名をしてはいけません。
余談ですが、色使いが「カルーゼル凱旋門」に似てるなぁと思い建築家を調べてみましたが、違いました。
こちらが、カルーゼル凱旋門です。


広場周辺の写真も数枚載せておきましょう。
パリのアパルトマンのアップです。





黒いアイアンのバルコニー、やっぱりエレガントで素敵だなぁ。
学生街らしい賑やかな雰囲気の路地「Rue de la Huchette(ユシェット通り)」の前を通り、思わず可愛いパリジェンヌを撮ってしまいました。


同じ路地でも、モノクロにすると大人っぽい雰囲気が漂います。


サン・ミッシェル ノートル・ダム駅


Saint-Michel Notre-Dame
サン・ミッシェル ノートル・ダム駅
ずっと観たいと思っていた、建築家Hector Guimardがデザインしたメトロ(地下鉄)の出入り口が見えてきました。
アール・ヌーボーデザインのメトロ出入り口を囲むカフェや建物、街路樹が美しかったです。
そして、カフェの色とコーディネートされたように赤い自転車が置かれていました。





自転車もメトロ出入り口の一部なのかと疑ってしまうほどのニクい演出に、「さすがパリ!」と唸ってしまいました。
それ以外に撮った写真も載せておきます。


モノクロでも、もう1枚。


ノートル・ダム大聖堂とブキニスト


サン・ミシェル広場からは、あのCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートル・ダム大聖堂)もみえます。
大火災で小塔が焼け落ちてしまい痛々しいですが、やはり圧倒的な存在感です。
セーヌ川沿いにはBouquinistesが並んでいます。
大聖堂を眺めながら、ブキニストで少しお買い物をすることにしました。
大聖堂とブキニストが一緒に写っている下の写真がお気に入りなので、2020年の年賀状にも入れました。


ブキニストに並んでいる商品がレトロでとても可愛らしいです。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます




レトロ感あふれるパリの観光地と星の王子様のポストカードが綺麗に並べられています。


この中から、レトロなポストカードを10枚ほど購入しました。
ブキニストは現金払いで、全部で15€でした。
うっかりお釣りを受け取るのを忘れ、お店のマダムが驚いた表情だったのも良い思い出です。笑



オレもビックリしたよ。



浮かれていたんだよね。
欲しいものが買えた喜びもありますが、フランス語を話す喜びのほうが大きく、会話に夢中になってしまったのでした。
そして、購入したのがこちらです。改めて眺めて、素敵なポストカードだなぁとウットリ。


このブログを書いている合間に撮った写真なので、親戚や友人に既に配ってしまったものもあるため、これだけになってしまいました。
先日会った友人は、このささやかなパリ土産をとても喜んでくれました。
ポストカードと一緒にミニ絵画が写っていますが、これは裏がマグネットになっています。
我が家の玄関の内側に付けているのですが、外出や帰宅のたびにパリを思い出せるのが良いですね。
こちらは、ブキニストで物色しているムッシュウです。


サン・ミッシェル橋を渡ってシテ島へ


ブキニストでお買い物をしてご機嫌な私たちは、これから橋を渡ってノートル・ダム大聖堂の建つシテ島に向かいます。
橋の周辺は、綺麗な建物が綺麗に建ち並んでいます。


橋がみえてきました。橋の向こう側に建つ立派な建物は、TGI Paris(パリ高等裁判所)です。


ヴェリヴ(自転車)に乗っているパリジャンを写真に捕らえました。


Pont Saint-Michel(サン・ミシェル橋)を渡ります。
この橋からは、フランス映画「ポンヌフの恋人」で知られる Pont Neuf(新橋)とルーヴル美術館もみえます。


絵になる建物と絵になる夫婦。ガイドブックに載っていない景色がみられる街歩きがたまりません。


こちらは反対側の景色で、先ほども紹介したノートル・ダム大聖堂の威風堂々とした姿をみることができます。


こちらは、サン・ミッシェル橋を示すプレートです。


サント・シャペルは外観のみ見学


この日の大きなイベントは、Sainte Chapelleのステンドグラスを観ることでした。
上の写真ではみえづらいかもしれませんが、写真の左あたりで行列になっていました。
外で既にこれだけの行列ということは、かなり待たされるのではないかと思いました。



うーん、どうしようか?



Madoriはどうしたいの?
ダンナさんは、美術館、教会などの内部には特に興味がないため全く悩んでおりませんでした。笑
並ぶくらいならいいや!みたいな感じです。
改めて自分の心と向き合ってみました。悩むこと数分・・・。そして出した結果は・・・。



並んでも、時間をかけてでも観たいのかと言われると「Non」かな。
ここで1〜2時間大勢の人に紛れて時間を費やすより、のんびりパリの街を満喫したい気持ちが勝りました。
それに、どうしても何がなんでも観たいなら朝一で来ていたのだと思います。
私には、サント・シャペルにそこまでの情熱を注げなかったということになります。



ごめんよ、サント・シャペル。
ところで、旅番組『2度目のパリ』で「穴場」と紹介されていましたが、サント・シャペルは全く穴場じゃありません!



ルーヴル、ノートル・ダム大聖堂同様に行列覚悟の超定番観光地だと思います。
もしかすると、ノートル・ダム大聖堂の中には入れないから、お客さんがサント・シャペルに流れているのかもしれませんね。
何れにしても、改めて気づいたことがあります。それは、私たちは観光よりお散歩が好きなんだということです。
中には入れなかったかわりに、サント・シャペルの美しい外観写真を何枚か貼っておきます。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます




あの美しいステンドグラスの光に包まれる体験は、またの機会にするとしました。
Sainte Chapelleのステンドグラス


- 著作権フリー画像
パレ・ド・ジュスティス・ド・パリ


Le palais de justice de Paris
パリの裁判所
サントシャペルのすぐそばには「Le palais de justice de Paris(パリの裁判所)」があります。


こちらの建物も門の色や装飾がとても美しく、写真を撮っている人が多かったです。
中庭を飾る壮大な柵は、鍛造された鉄製で、金箔を用いてとても精巧な細工が施されています。


散策ルート
ホテルから立ち寄ったルートです。
- La Fontaine Saint Michel
(サン・ミッシェルの噴水) - Place Saint-Michel
(サン・ミッシェル広場) - Station de métro Saint-Michel
(地下鉄サン・ミッシェル駅) - Pont Saint-Michel
(サン・ミッシェル橋) - Sainte Chapelle
(サント・シャペル) - Rue de la Cité
(シテ通り)
まとめ


今回は、サン・ミッシェル界隈からシテ島まで街歩きをし、ノートルダム大聖堂を眺めながらブキニストでお買い物をしたときの様子をご紹介しました。
続いてノートル・ダム大聖堂周辺の様子についても載せようと思ったのですが、写真の枚数がけっこうな数のため次回に持ち越します。
次回は、ノートル・ダム大聖堂、コンシェルジュリー、パリ市庁舎周辺を散策したときについて紹介します。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



À bientôt ! (またね)



