Bonjour. Madoriです!
パリ滞在記の続きです。
今回は、散策の途中で立ち寄ったパリの穴場デパート「LE BHV MARAIS」を訪れたときのことを紹介します。
LE BHV MARAIS(ル・ベーアッシュヴェー・マレ)について
パリ市庁舎の北側に位置するドーム型の建物(写真左)が、今回紹介するパリのデパートのひとつ「LE BHV MARAIS」です。
手前のパリ市庁舎の壮麗な建物に溶け込む外観が素晴らしいですね。
実はBHVは、あのパリで有名なデパート「Galerie Lafayette」系列のデパートだったのです。
こちらのInstagramは、クリスマスシーズンのギャラリー・ラファイエットの様子です。
ギャラリー・ラファイエットはとても華やかなデパートで、いつも観光客で賑わっているそうです。
私たちがこれから訪れようとするLE BHV MARAISは(以下BHV)、国際色豊かなマレ地区にあり、観光客より地元の人々で賑わう穴場デパートです。
ギャラリー・ラファイエットやボン・マルシェが日本でいうところの三越・高島屋・伊勢丹などの敷居の高いデパートだとしたら、BHVは東急・西武・阪急などの電鉄系デパートのような感じ…といえばイメージしやすいかと思います。
気軽に入ることができ、ファッションから日用品まで全てここで揃います。
帰国後調べたところによると、デパートとは言ってもDIY用品の品揃えが豊富とのこと。
私たちは寄ることができませんでしたが、DIYがお好きな方は地下のフロアをチェックするのを忘れないでくださいね。
ドアノブや蛇口、工具など、素晴らしい品揃えで見ているだけで楽しいらしいよ。
画材や本もあるみたいだから、その気になったら丸一日過ごせそうだね。
また、多くのお店が閉まるパリ(というよりフランス)において、日曜日も営業しているのはありがたいことだと思います。
LE BHV MARAIS(ル・ベーアッシュヴェー・マレ)の館内の様子
それでは、中に入ってみましょう。
入り口で、セキュリティチェックを受けます。
SPのような体格のムッシュウに圧倒されましたが、問題なく入店できました。
何階かは忘れてしまいましたが、私たちが訪れたのはインテリアのフロアと子ども用品のフロアとバッグ売り場です。
BHVのバッグ売り場のフロア
バッグ売り場は、ダンナさんが通勤で使う鞄で良いものがあればとのことで立ち寄りました。
ですが、リュックばかりで欲しいものがないとのこと。
肩掛けのショルダーが欲しいのだ。
流行ってはいるけれど、ダンナさんはリュックを背負って通勤するのに抵抗があるそうで、ここでのお買い物は諦めました。
逆に、私好みのリュックがいくつかありました。
買わなかったことを今さら後悔しています。
BHVのインテリアのフロアー
つぎは、インテリアのフロアに移ります。
家具やファブリックなど、色や柄など好みのものばかりで心が踊りっぱなしでした。
こちらの高級感があって陰影が美しいジャガード織のベッドリネン、とても素敵ですね。
絶妙な色合いのマット類は、淡いスミレグレーがとても美しいです。
我が家のインテリアが白とグレーを基調にしているので、グレーとの相性が良い色を発見するとテンションが上がります。
ライトグレーのマットも綺麗な色でした。
並んでいる商品、全種類買っていきたかった。
こちらは、フランスらしい素敵なソープディスペンサーが並んでいます。
インテリアのフロアーは、他にも今どきの素敵なフランス雑貨であふれていました。
商品に夢中になりすぎて写真があまり撮れなかったのが残念ですが、本当に丸一日余裕でいられるほど楽しい場所です。
また、STAUBやLE CREUSETがきっと安いだろう、安かったら買っていこうかと思いましたが…。
特大サイズ(ファミリーサイズ!?)しか見つけられませんでした。
特大サイズで日本で売っている一般的なサイズと同じくらいの値段だったので、かなり安いのかもしれませんが、この大きさ…夫婦二人しかいない&ホームパーティーもしないし無理があるかなぁと思い、購入を諦めました。
館内をもっとゆっくり回る時間があれば見つけられたのかもしれませんが、この日はチラ見で立ち寄っただけなので、BHVでゆっくりお買い物も次回の楽しみに持ち越すとします。
「何度行っても飽きないパリ」とはよく聞きますが、本当にその通りなんだと思いました。
何度訪れても刺激が得られるであろう花の都は、やはり買い物も楽しいのです。
BHVの子ども用品のフロア
子ども用品のフロアに移動しました。
姪っ子、甥っ子が生まれてから、デパートを訪れると子ども服やおもちゃ売り場にも必ず足を運んでいます。
眺めているだけで童心に返れるのも楽しいですね。
実は、記事にするのをやめようかと思ったほどです。
まず、噂通り本当に観光客がいなくて、地元のファミリーやカップルばかり。
もちろん、聞こえてくる言葉はフランス語だけ。
土曜日なのにそれほど人も多くなく、買い物がしやすい雰囲気なのも良かったです。
だから、このように写真が撮れたりしたのかもしれないですね。
東京のデパートは週末めちゃくちゃ混むので、ゆっくりカメラを構えて写真を撮る余裕なんてありません。
iPhoneで素早く撮るのが精一杯でしょう。
これは、中世の騎士ごっこ遊び用のオモチャでしょうか。
甥っ子に買ってあげたら喜ぶかな〜なんて想像しながら眺めてしまいました。
甥っ子といえば、昨年4月に弟夫婦の間に男の子が生まれたのですが、そのときの出産祝いがPETIT BATEAUの肌着と靴下でした。
ふと、思い出して立ち寄ってみたのですが、やはり日本で購入するより少し安かったです。
ですが、日本より激安!というほどでもなかったので、今回は買い物はしませんでした。
子ども用品のフロアには、天使のような赤ちゃんや子どもにもたくさん出会えて癒されました。
LE BHV MARAIS(ル・ベーアッシュヴェー・マレ)からの眺め
これは偶然なのですが、デパートの上層階の窓からパリの街を眺めることができました。
こっち来てみて!
おー!パリの街が一望できる!
レストランからは眺められるとは聞いていたのですが、まさか買い物フロアから眺めることができるとは思っていなかったので嬉しい誤算でした。
右手前がパリ市庁舎で、奥にみえるドーム型の建物がパンテオンです。
パリの空には無彩色に並ぶ建物がよく映えます。
パリは青空より曇天が絵になるなぁと、改めて思いました。
パリといえば曇天のイメージだったので、観たかったパリの景色を眺めることができて再び舞い上がりました。
フランス映画の影響かもしれませんが、私の中でパリはキラキラのイメージはあまりなく、少し薄暗いイメージで、そんなところも含めて好きだったりします。
Hôtel de Ville(パリ市庁舎)
こちらは、パリ市庁舎のアップです。
ガラス越しなので、照明が写ってしまいました。
パリを訪れて”パリらしさ”を演出しているオスマニア建築が大好きになったのですが、同様にパリの屋根にも心を鷲づかみにされてしまいました。
上から眺めたパリの街の美しさにすっかり魅了されてしまったので、いつかパリ市内のアパートメントホテルかAirbnbを借りて滞在し、その窓やテラスから眺望を楽しみたいものです。
ところで、パリには「ルーフトップ写真家のコミュニティ」というものがあるそうです。
写真家たちは、このように色々な場所の屋上から写真を撮ってInstagramに投稿したりしているようです。
Église Saint-Gervais(サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会)
ここからは、立派な教会もみえます。
Église Saint-Gervais
サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会
皇帝ネロの時代に殉教した双子(ジェルヴェとプロテ)に捧げられた教会として建てられたのがはじまりで、1494年から1657年までという長い期間をかけて現在の建物が造られたそうです。
この教会は、この景色を眺めなければ知ることはなかったでしょう。
日本語の情報もけっこう出ているので、それなりに有名な教会なのだと思います。
パリには立派な教会が本当にたくさんありますね。
私たちは、旅ではあまり教会巡りをしないほうなのですが、それでもパリでは3か所訪れました。
LE BHV MARAIS (ル・ベーアッシュヴェー・マレ)のトイレ
マレ地区散策は、これからが本番です。
したがって、ここでトイレ休憩もすませておきました。
フランスはトイレが少ないです。このBHVもそうで、7階建てで飲食店も入っているのにトイレは5階に1か所しかありません。
ですが、無料で利用できて男女別になっている清潔なトイレはこのマレ地区界隈ではここくらいしかないそうです。
とあるサイトに、「ちょっとの行列なら我慢しましょう。 」と、書いてありましたが、BHVのトイレは列すらできておらず、待ち時間ゼロでした。
日本(東京)の女子トイレは、土日どこへ行っても行列覚悟なんですけどね。
個室からなかなか出てこない人がいるので行列になりやすい。
本当に、BHVは穴場だと思いました。
BHVでリラックスし、身体も温まったところで次の目的地に向かいます。
Tour Saint-Jacques(サン・ジャックの塔)
BHVを後にし、外に出ました。
上の写真は、BHVの正面入り口から撮影した写真です。
奥にみえる高い建物は、はじめノートルダム大聖堂の横顔かと思いました。
この高くそびえ立つ建物の存在は、実際にパリを訪れてから知ったため、帰国してから少し調べてみました。
Tour Saint-Jacques
サン・ジャックの塔
パリ市庁舎とBHVの近くにある「サン・ジャックの塔」は、1509年から1523年に建てられたとされています。
もとはSaint-Jacques-de-la-Boucherie教会の鐘楼でしたが、教会本体はフランス革命で閉鎖され、1790年代になって破壊されたとのこと。
この塔で哲学者・物理学者のブレーズ・パスカルが、大気圧の実験をしたらしいという理由から破壊を免れたという説もあります。
この塔は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の出発点としてユネスコ世界遺産に登録されています。
6月から11月上旬までは、地上52mの展望台に登ることができ、パリの街が一望できるそうです。
塔からのパリの街の写真をInstagramに投稿してくださったフォロワーさん(21歳のソルボンヌ大学生)がいらっしゃるので、この場で紹介したいと思います。
美しい写真が4枚postされています!
キャプションには、フランス語でこのように記されていました。
Pour moi, la vue qu’offre la Tour Saint-Jacques est la meilleure de Paris
私にとっては、サン・ジャックの塔からの眺めがパリで最高です
この情報を事前に知っていたら私たちもきっと登っていたであろうに残念です。
サン・ジャックの塔も次回の楽しみに持ち越します!
ここは優先順位「高」にしたいです。
アクセスとメモ
今回、私たちが立ち寄ったのはBHVだけですが、BHVからサン・ジャックの塔までのルートも表示させてみました。
LE BHV MARAIS(ル・ベーアッシュヴェー・マレ)
営業時間
- 月〜土 9時30分~20時00分
- 日曜日 11時00分~19時30分
公式サイト
Tour Saint-Jacques(サン・ジャックの塔)
- 塔の見学:ガイド付きで50分
- 料金:10€
- 300段の階段を登れる年齢は10歳から
まとめ
本当は教えたくないパリの穴場デパート「BHV(ベー・アッシュ・ヴェー)」。
特にDIY用品の品揃えが豊富で、東急ハンズやロフトのようにファッションから日用品まで全てここで揃います。
上層階の窓からはパリの街が一望でき、トイレが綺麗なところもポイントが高いです。
BHVは、ひとり旅でも家族旅行でも、皆が楽しめるデパートだと思いました。
土曜日のわりに人が多くなく、落ち着いた居心地の良い空間でした。次回は、マレ地区街歩きの様子について紹介したいと思います。
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