Bonjour. Madoriです!
パリ滞在記の続きです。今回は、 2日目滞在記の最終回です。
前回は、ヴォージュ広場の記事をUPしました。
今回は、ヴォージュ広場からバスティーユ広場まで散策し、ホテルへ戻るまでを紹介します。
サン=タントワーヌ通りとマレ寺院
Rue Saint-Antoineという通りに出てきました。
この通りを東に向かって4分ほど歩くと、バスティーユ広場に到着です。
Rue Saint-Antoine(サン=タントワーヌ通り)
ヴォージュ広場からバスティーユ広場まで、近くていいね。
今日もけっこう歩いたからね。
なんて思っていたのですが、この「サン=タントワーヌ通り」も歩いていて楽しい通りで、何度も立ち止まっては写真を撮らずにはいられない私たち。
前日に引き続き、パリは私たちに刺激を与え続けます。
この街は訪れる前から綿密に計画を立てすぎないほうがいいかもしれません。
なぜなら、寄り道にかなりの時間を取られるからです。
そして、その寄り道がとても楽しいのです。
キツキツに計画を立ててしまうと、効率よく仕事をこなすようなストイックな旅になってしまうような気がします。
それはそれで達成感が得られるかもしれませんが、私たちが旅に求めているのは達成感より開放感。
そして、暮らすようにその地にできるだけ溶け込むことなのです。
パリは初めてで短い滞在のため、今回は少々慌ただしくはなりましたが、本当に、何箇所か犠牲にして良かったとふりかえるのでありました。
こんな感じで、通りを歩いているだけでガイドブックに載っていない建物や風景に出会えるのです。
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この建物は調べたところホテルのようですが、外観がヴォージュ広場を囲う建物によく似ています。
この棟の一階部分は、Pharmacie(薬局)のようです。
海外の薬局には、ついフラフラと入ってしまうのですが、短い滞在の今回は見送りました。
すると、フランスあるあるの光景を目の当たりにしてしまいました。
信号無視です!
ほら、歩行者信号が「赤」になっているでしょう。
ムッシュウ危ないよー。
でも、ちゃっかり写真撮ってるし。
南仏ニースでも歩行者の信号無視は数えきれないほど見かけましたが、パリでもやはりそうでした。
スペインではそれほどでもなかったのですが、お国柄でしょうか。笑
ちなみに、信号無視のムッシュウは無事に赤信号を渡りきっていました。
信号無視現場から少し歩くと、またまた立派な建築物が現れました。
Temple du Marais(マレ寺院)
Temple du Marais
マレ寺院
この外観、とても好みだな〜、と、思いながら何枚か写真を撮りました。
深い赤色の扉がなんともパリっぽいです。
マレ寺院について少し調べてみました。
- 1619年に設立されたバロック建築のプロテスタント教会。
- 建築家は、François Mansart(フランソワ・マンサール)。
- ローマのパンテオン建物の影響を受けている。
- ナポレオンの命により、1802年にプロテスタント教会に改宗。
- ドームの高さ(内側):33 m
- ドームの直径(内側):13 m
もともとは、ローマカトリック修道院として建てられ、「聖マリア神殿」と呼ばれていたこともあるそうです。
ドーム天井がとても美しいです。
礼拝の時間は、毎週日曜日の午前10時30分と午後5時30分。
日本語とアラビア語での礼拝も行われるそうです。
- 日本語礼拝
毎週日曜日の午後2時30分 - アラビア語礼拝
毎週日曜日の午後4時
パリ市内の瓶回収スポット
もう、目の前にはバスティーユ広場が見えます。
と、その前に・・・パリの街を歩いていると、上の写真ようなモノをよく見かけます。
何だろうなぁと思ってよく見てみると、リサイクルボックス「瓶回収スポット」でした。
パリでは、日本とは比べ物にならない程の「瓶」ゴミが出るようです。
確かに、フランスのスーパーに陳列されている商品を眺めていると、ワインやビールだけではなく、ジャムやパテ、デザート類など、瓶で売られている食品がとても多いことに気づきました。
この小さな投入口に一つずつ投入していきます。
そして、注意書きにはこのように書かれています。
Pour la tranquillité des riverains merci de ne pas jeter vos bouteilles entre 22 heures et 7 heures
居住者の平和のために、午後10時から午前7時の間にボトルを投げないでください。
午後10時から午前7時までの間は、この中に瓶を入れてはいけません。
海外のニュースを追っていると、欧州の環境への意識が高いことに関心させられます。
毎日のように環境やエコに関する報道がなされています。
「パリの街(道路)は汚い」という話をよく聞いていましたが、私たちが訪れたときには、それほどでもないかな!?と、感じました。
地区によるのかもしれませんが、東京とそれほど変わらないような気がしました。
それでも未だにゴミのポイ捨てはありますが、そんな中でも街中にこのように気軽に持っていける回収ボックスを設置するのは、とても良い施策だなぁと感じました。
Place de la Bastille(バスティーユ広場)
Place de la Bastille
バスティーユ広場
あの、有名なバスティーユ広場までやってきました。
中央の7月革命記念柱と、オペラ・バスティーユが堂々としています。
ただし、ゆっくり散策はできず広場を一周しただけでした。
バスティーユ広場の歴史
バスティーユ広場は、フランス革命の引き金となったバスティーユ牢獄があった場所です。
革命後、監獄は解体されて現在の広場になっています。
あまりにも有名なので、詳しくはウィキペディア引用頼みです。
バスティーユ広場
バスティーユ広場(フランス語: Place de la Bastille)は、フランスの首都パリにある広場。4区、11区、12区の3つの区に跨っており、広場の周辺地域は単に「バスティーユ」と呼ばれている。もともとはバスティーユ牢獄があった場所であるが、1789年7月14日にフランス革命の発端ともいえるバスティーユ襲撃事件が発生し解体されたため牢獄の痕跡は残っていない。
現在は広場中央に1830年に起こったフランス7月革命を記念するオブジェが建てられ、近くには地下鉄のバスティーユ駅、同広場南側にはアルスナル港(同港からサン・マルタン運河が地下化しレピュブリック広場の北側10区に入った所で顔を出す)がある。またかつてはSNCFのバスティーユ駅もあったが、現在は取り壊されて跡地には歌劇場オペラ・バスティーユが建設された。
引用元:バスティーユ広場 – Wikipedia
バスティーユ牢獄があった場所を示す看板は見つけられませんでしたが、バスティーユ広場のプレートは見つけました。
Colonne de Juillet(7月革命記念柱)
バスティーユ広場中央にある『Colonne de Juillet(7月革命記念柱)』は、1830年に起こった7月革命の犠牲者を偲んで、Louis-Philippe Ierが建てたものです。
- 高さ:50.52 m
柱の上には、「自由の守護神像」が黄金色に輝いています。
現在のバスティーユ広場は、パリ東部を代表する活気あるエリアになっており、若者に人気のカフェやバーが集まり、多くのアーティストも住んでいるそうです。
バスティーユ広場周辺の雰囲気
バスティーユ界隈では、あまりゆっくり散策できませんでしたが、歩いていてこれまたワクワクする雰囲気でした。
こんな立派なアパルトマンがあるかと思ったら。
その一階部分にはお洒落なカフェがあったり。
それでいて、気取らないパリの雰囲気が感じられたり。
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通り行く人たちの様子を眺めながら、何となく居心地の良さが感じられました。
それでも、どこへ行ってもパリはパリ。どこを見渡しても切り取っても美しいのです。
ところで、パリの信号は青から点滅して赤に変わるのではなく、突然赤に変わるので慌てて横断歩道を渡ることが多かったです。
だから信号無視になりがちなのかな!?
アタフタしたのも、今となっては良い思い出だね。
チャップリンの広告塔
バスティーユ広場では、面白いものも見かけました。
チャールズ・チャップリン展(2019年10月11日から2020年1月26日)の広告塔の頭にチャップリンの帽子が被さっています!
遊び心がいいね!
こちらに、チャップリンが宿泊した日本のホテルを紹介しています。
もう少しバスティーユ界隈を散策していたかったし、この辺りのパサージュや小径が気になっていたのですが、外が暗くなりかけていたため断念しました。
そろそろバスに乗って家路(ホテル)に向かいます。
バスティーユからサン=ミッシェルへ路線バスに乗って移動
1日目はずっと徒歩でパリを移動していましたが、2日目の帰路で初めてパリの公共交通機関を利用することになりました。
路線バスに乗って、いま居るバスティーユから、ホテルから程近いサン=ミッシェルへ移動します。
Google Mapでルート検索すると、徒歩もバス利用もそれほど変わらない移動時間でしたが、さすがに歩き疲れたので座って移動することにしました。
写真を撮っていないのが残念ですが、バスティーユ広場辺りのバス停を探すのにけっこう歩き回りました。
バスは87番線で、停留所名は「Bastille – Henri IV(バスティーユ-アンリ4世)」です。
ようやくバス停を見つけ、10分後にバスが来ました。
切符を購入して座席に着きます。
車内は混んでおらず、ゆったりとした雰囲気でした。
バスに揺られながら、ダンナさんとおしゃべり。
車窓からみるパリも美しいね。
歩いているときとは違った楽しさがあるね。
上手く撮れませんでしたが、車窓からの写真も何枚か載せておきます。
ノートルダム大聖堂の横顔とブキニストの前でバスが止まりました。
ブキニストでのお買い物が楽しかったことを思い出す私たち。
大聖堂の焼け落ちた部分は、横からみると痛々しかったです。
夕陽に照らされた美しく立派な建物は、パリ警視庁です。
大聖堂と警視庁。車窓からの写真でも素直に感動しました。
サン=ミッシェル通りと広場
バスの乗車時間は15分くらいでしたが、もっと短く感じました。
あっという間に、降車停留所の「Saint-Michel」に到着。
少し渋滞しているくらいのほうがパリの景色を歩かずに眺めていられるので、ちょうどよかったのかもしれません。
バス停の目の前は、行きも通った「サン=ミッシェル通り」と「サン=ミッシェル広場」です。
日が暮れ始める頃のパリ。ネオンが輝きだしてきました。
きっと、これからがもっとパリが美しくなる時間なんでしょうね。
でも、今回は初めてのパリ。用心して、暗くなる前にホテルに戻りたいところです。
これは行きに撮った写真ですが、サン=ミッシェルの噴水もすぐ近くにあります。
スーパー「MONOPRIX(モノプリ)」でお買い物
こちらも明るい時間に撮った写真です。
滞在初日にもお世話になった、サン=ミッシェル通り沿いにあるMONOPRIXで夕食を買いました。
初日は、このエッフェル塔柄のエコバッグを買いました。
柄物も可愛いですが、無地もずっと気になっていて、2日目は黒とグレーの無地も買ってしまいました。
いちばん右の柄物は、南仏旅行で知り合ったマダムからのフランス土産です。
モノプリのエコバッグは、フランスを訪れるたびに買ってしまいそうです。
家族へのバラマキ土産にも買いました。
さて、肝心の夕飯ですが、私はショートパスタのジェノベーゼ、ダンナさんはボリュームたっぷりサンドウィッチとトマトソース系のパスタサラダを選びました。
写真を撮るのを忘れてしまいました。
本当は、どこかレストランに入って食事がしたかったのですが、歩き疲れてしまったのでホテルでゆっくり食べることになりました。
結局、この旅では一度もちゃんとしたレストランには入りませんでした。
これは、たぶんスペインのバスク料理店のトラウマかもしれません・・・。
とても美味しかったけれど・・・。
欧州のレストランは、量がハンパない。
ですが、スーパーでお惣菜を買って食べるなど、それこそ「暮らすような旅」らしくて良いのではないでしょうか。
モノプリでは、前日に会ったマダムにこの日も遭遇しました。
このご近所さん感が、これまた暮らしているようで嬉しかったです。
また、モノプリでは帽子とピアスも買いました。
お洒落なのに安くて、つい衝動買いをしてしまいました。
ピアスはこんな感じで、お値段は、7.9€です。
帽子は30€でした。帽子の写真は、3日目滞在記でUPする予定です。
パリ=ソルボンヌ大学(礼拝堂)の夜景
モノプリでの買い物を済ませ、滞在中「超近所」と呼んでいた「パリ=ソルボンヌ大学」の前まで来ました。
ホテルはもうすぐそこ。
歩いて数十秒です。
真っ暗になる前ですが、ネオンが綺麗だったので再び撮影タイムをとりました。
コンデジはどれもボヤけていたので、ミラーレス一眼で撮影した写真のみ採用です。
オリンパスの色が好き。
ミラーレス一眼を買ってから、写真を撮るのが本当に楽しいです。
帰国後に調べて知りましたが、この建物は正確にいうと「Sorbonne Chapel(ソルボンヌ礼拝堂)」です。
ソルボンヌ大学を象徴する建物だと思っていたこの建築物は、大学の付属の礼拝堂だったのです。
周辺のカフェも良い雰囲気になってきました。
この写真、先日会った友人に見せたら「ゴッホが描いた絵みたい!」と、感動してくれました。
私もお気に入りの写真なので、素直に嬉しかったです。
私の腕が良いのではありません。
オリンパスが素晴らしい。笑
ちなみに、旅行中は微調整が面倒で殆どオートで撮っていました。
ホテル近くのワインバー
ホテルの前に到着しましたが、私たちはまだホテルの中へは入らず、またまた撮影タイム。
ホテルのすぐ近くに、赤い外観が印象的な「Au Père Louis」という名前のワインバーがあるのです。
夜の雰囲気も素敵なんだろうな〜と思い、サクッと数枚撮りに行きました。
この辺り、昼間はあまり人が歩いていませんが、夜はけっこう賑わっていました。
お店のInstagramも見つけたので、今後の参考に載せておきましょう。
美味しそうなワインとおつまみですね。
またパリを訪れる際には今回のホテルを利用したいので、その時はこのお店に立ち寄ってみたいです。
お洒落なのに、ローカル感あふれる感じが素敵でした。
ホテル近くその他
ホテル近くの薬局も撮ってみました。
このときの気温は14度で、まぁまぁ寒かったです。
ようやくホテルへ戻り、モノプリで買ってきた夕食を食べ、ゆっくりお風呂に入りました。
濃厚で充実した一日が終わり、この日もNUXEの優しく甘い香りに包まれながら深い眠りにつきました。
散策ルート
マレ寺院から、パリ=ソルボンヌ大学までを表示させてみました。
地図の表示は全て徒歩ですが、バスティーユからサン=ミッシェルまではバス移動です。
- Rue Saint-Antoine
サン=タントワーヌ通り - Temple du Marais
マレ寺院 - Place de la Bastille
バスティーユ広場 - Bastille – Henri IV
バスティーユ-アンリ4世《 バス移動 (15分)》 - Saint-Michel
サン=ミッシェル - Boulevard Saint-Michel
サン=ミッシェル通り - MONOPRIX
モノプリ - Université Paris-Sorbonne
パリ=ソルボンヌ大学 - Hôtel Trianon Rive Gauche
ホテル トリアノン リヴ ゴーシュ
- Bastille – Henri IV(乗車停留所)
バスティーユ-アンリ4世 - Saint-Michel(降車停留所)
サン=ミッシェル
まとめ
今回は、ヴォージュ広場からサン=タントワーヌ通り沿いを歩きマレ寺院の前を通り、バスティーユ広場を目指しました。
バスティーユは、フランス革命の引き金となったバスティーユ牢獄があった場所ですが、現在のバスティーユ広場は、パリ東部を代表する活気あるエリアで、気取らないパリの雰囲気が感じられました。
また、この滞在2日目には、帰路で初めてパリの公共交通機関を利用。
パリの夕景が美しく、写真を撮るのに夢中になったのも良い思い出です。
滞在初日ほどではありませんが、2日目滞在記も7回にわたる長いものになりました。
次回から、3日目滞在記に入ります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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