このブログで紹介しているのは2017年スペイン滞在記ですが、その前に2016年に初めてレアル・マドリードの本拠地 サンティアゴ・ベルナベウで試合観戦をしたときの記事を書きました。
2018年春、レアル・マドリードを3年連続ヨーロッパ王者、世界王者に導いた指揮官、ジネディーヌ・ジダンの退任。
2018年夏、世界最高のフットボーラーでレアル・マドリードのエース、クリスティアーノ・ロナウドがイタリア セリエAの強豪ユヴェントスに移籍したことによるロス状態。
その後、絶対的なエースを失ったレアル・マドリードの不調、混乱、そして指揮官交代。
しばらくレアル・マドリード観戦記を書く気持ちにはなれませんでしたが、ここ最近息を吹き返して良い試合が多く観られるようになったので、この勢いに乗って書くことにしました。
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スタジアム周辺の様子
この試合は昼間開催。したがって、初めてのベルナベウ観戦という事もあり、スタジアム周辺に早めに到着し、人間ウォッチングをしたり写真を撮ったりと現地の雰囲気をゆっくり堪能しました。
ホテルからスタジアムまでは徒歩10分。
この日、メインイベントだというのに私は脚を痛めていました。
前日に雨が降っていたにもかかわらず、マドリード中心部を一日中歩きまわっていたためです。
ですが、目の前を選手たちが乗っているバスが通り過ぎるのを発見。
それまでゆっくり歩いていたのに、無意識に私の脚は全速力で走っていました。
その姿をみて、夫、唖然^^;
はい、ミーハー心が全開してしまいました(笑)
そして、更にテンションが上がります。
日本ではまず見られない騎馬警官です。その威風堂々とした姿に惚れぼれしてしまいました。
いよいよスタジアムの前に到着しました。
こちらは、スタジアムの案内図です。
スタジアムツアーのときに撮影した写真ですが、こちらはチケット売り場です。
現地は、まるでお祭りのような賑わいをみせていました。
スペイン人の大好物で、乾燥ヒマワリの種「ピパス」も売られていました。
試合終了後にこのピパスの殻が大量に落ちているのです(笑)
私たちは買いませんでしたが、スタジアム観戦の思い出にもなるので記念に買ってみてはいかがでしょう。
スタジアム周辺は、オフィス街でもあります。この美しい高層ビルは、「Torre Europa(トーレ・エウロパ)」といいます。
ヨーロッパ タワーとも呼ばれ、高さ121mで30階建てのビルです。
こちらは試合前日に撮影したものですが、試合がない日は、このような落ち着いた雰囲気の場所です。
スタジアムの写真
憧れの聖地、「Estadio Santiago Bernabéu(エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ)」。
収容人数:81,044人
大きなビルのようなスタジアムです。
ホテルから近かったので、試合前日にも目の前を通りました。
天気、または日中と夜とで外観の雰囲気が随分違ってみえます。
そこも、このスタジアムの面白さだなと思いました。
そういえば、サンティアゴ・ベルナベウのLEGO(レゴ)
こちらが、完成イメージ(レゴ公式)です。
おお!これは超欲しいね!
完成させたらマドリーへの愛情がさらに募りそうだね!
2016年11月 La Liga レガネス戦
Real Madrid – Leganés
(レアル・マドリード -レガネス)
- 2016年11月6日(日)12:00 –
- チケット代:120€
- 座席:バックスタンド最前列
本当はメインスタンドのほうが良かったのですが、残念ながら空席がありませんでした。
チケットは、前もってWallet (ウォレット) アプリに登録しておきました。
これをかざすだけで入場できます。
画像には載せていませんがQRコードがあります。
その後、空港の手荷物検査のような検査を受け、何も問題がなければそのまま入場できます。
スタジアムに入場したのはキックオフの一時間前でした。
試合のパンフレットをいただきます。表紙は、もちろんクリスティアーノ・ロナウド。
いま表紙をかざっているのは、誰なのでしょう…ベイルかラモスかモドリッチでしょうか!?クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスに移籍してからはスペインを訪れていないのでわかりません。
それでは、スタジアムに入りましょう。
入って驚いたのが、観客席からピッチまでの近さです。
この時点でテンションが上がってしまい心臓がバクバクしました。
まずは落ち着いて自分たちの座席を確認します。私たちの席は最前列。
この時はミーハー心丸出しで、試合全体よりとにかくマドリーの選手たちを間近で観たい気持ちが勝り、夫と席が少し離れましたが最前列であることを優先しました。
最前列は、バックスタンド側でも連番の空席がありませんでした。
これ、見てください!近い、近すぎる、どうしよう状態です!
キックオフ一時間前はこんな雰囲気です。
お客さん、あまり入っていないね。
この場にいるほとんどが観光客だと思うよ。
そして、少しずつお客さんが増えてきます。
ボールがこのように綺麗に並べられています。
キックオフ30分前になったところで、いよいよ選手たちがピッチに入場です。
大歓声とともに、試合前の練習が始まります。
私たちの座席はバックスタンド側だったのですが、選手たちの練習は、こちらのほうが近かったです。
そして、写真をたくさん撮りました。
もちろん、肉眼でもしっかりと選手たちの姿を目に焼き付けてきました。
練習が終わり、いったん選手たちが下がります。
と、その時…近くから、大きな歓声が聞こえてきました。
イスコぉー!!
目をやると、なんと夫の姿。しかし、夫は歓声をあげるタイプではありません。
どうやら、声を出していたのは夫の隣の席に座っていた若い男性(スペイン人)だったようです。
すると、なんとイスコが近づいてくるではないですか!
ち、近い!!!
それにも驚きポカーンと口をあけてしまったのですが、それだけではなく、着ていた練習着をイスコが観客に向かって投げたのです。
観客たちは、イスコの練習着を奪い合っていました。
後で聞いたところ、ユニフォームを手に取ったのは夫だったのですが、イスココールをしていた隣の男性に譲ったそうです(笑)
優しいね!
モドリッチだったら譲っていなかったよ。笑
それでも現地では、やはりイスコはじめスペイン人選手への声援が多かったです。
もちろんスーパースターのクリスティアーノ・ロナウドも大人気でした。
私は、やはりスーパースターのクリスティアーノに釘づけでした。
やはりですね、他を圧倒するほどのオーラがありましたよ。
現地マドリディスタ、ペーニャもだいぶ集まってきました。
このシーズンの彼らの席は上方にありました。いつか、この中に加わってみたいものです。
そして、キックオフ前のアンセム「Hala Madrid y Nada Más(アラ マドリー イ ナダ マス)」が、スタジアム内に響き渡ります。
感涙、もう感涙ですよ。
とすると、ムードぶち壊しな出来事が起こります。
そこ、私の席ですよ(スペイン語)。
耳元でそのように言われました。チケットをよーく見ると、確かに席を間違っていました。汗
す、す、す、すみません(スペイン語)
私、顔面蒼白…
慌てて係員に座席を確認してもらい、正しい席に誘導していただきましたが、席に着いた時には既にキックオフが過ぎて試合が始まっていました。
キックオフの瞬間、しっかり観たかったです(涙)
ベルナベウの座席は少々わかりづらいので、念入りに確認したほうがいいです。
しかも、スペイン人はキックオフ直前にワラワラと入場してくるのでなおさらです。
もう少し早く来てくれたらキックオフに間に合ったのになぁと思ったのですが、そのおかげ!?で、私がオロオロしている姿がテレビに映っておりました。
帰国後の試合録画で確認しました。
席、間違えて良かったんじゃない!?笑
メンバー紹介
レアル・マドリード対レガネスの試合メンバーを紹介いたします。
指揮官
ジネディーヌ・ジダン
スターティングメンバー
- GK ケイラー・ナバス (1)
- DF ダニエル・カルバハル (2)
- DF ラファエル・ヴァラン (5)
- DF ナチョ・フェルナンデス (6)
- DF マルセロ (12)
- MF トニ・クロース (8)
- MF マテオ・コヴァチッチ (16)
- MF イスコ (22)
- FW クリスティアーノ・ロナウド (7)
- FW ギャレス・ベイル (11)
- FW アルバロ・モラタ (21)
交代メンバー
- MF ルカ・モドリッチ (19) 62分
- MF ハメス・ロドリゲス (10) 68分
- FW ルーカス・バスケス (17) 82分
マドリディスタの主審へのブーイングが凄く、テレビ放送の比ではありませんでした。
膝の怪我により1ヶ月ほど離脱していたモドリッチが久しぶりに招集メンバー入りしました。
メディカルレポート | 01/10/2016
本日、サニータス・ラ・モラレハ病院でルカ・モドリッチ選手の検査を行った結果、左膝軟骨損傷と診断されました。
引用元:ルカ・モドリッチ選手のメディカルレポート | レアル・マドリードCF
メディカルレポート | 02/10/2016
本日、ルカ・モドリッチは外傷性の左膝蓋骨軟骨断片の内視鏡手術を行い、無事成功に終わった。
引用元:ルカ・モドリッチ選手に関する新たなメディカルレポート | レアル・マドリードCF
とはいえ、モドリッチはまだ復帰したばかり。
もしかするとモドリッチのプレーは観られないかもしれないと思っていましたが、後半わりと早めに同国のコヴァチッチと交代しました。
神よ!
モドリッチ、みれないと思ったから嬉しいね!
クロアチア代表贔屓でもある私たちは、モドリッチとコヴァチッチという、ふたりの偉大なクロアチア人プレイヤーの勇姿を観れることのありがたさに感極まりました!
交代するとき、スタジアム内で、「ルーカー、ルーカー、モドリッチ!モドリッチ!」と、何度もコールが鳴り響いていました。
小さな子どもも一緒になってコールしていて、モドリッチ人気の高さも現地で実感できました。
その、モドリッチ登場のシーンが、こちらです。
現地では「ルカ」と呼ばれていました。したがって、私もそれ以来ときどきルカと呼んでいます。
スマホのズームなので画質が荒いですが、近くまできたモドリッチを撮りました。
モドリッチが…数メートル先にいる!!
昼間開催というのもありますが、モドリッチはテレビで観るより髪が明るい色で肌が少し焼けていました。
小柄で可愛らしいイメージのモドリッチですが、彼も生ではカッコいい度が高かったです。
その直後には、これまた大好きなハメス・ロドリゲスがイスコと交代して登場。
ハメスも、めちゃくちゃオーラがありました!
ハメス、可愛い系のイケメンだと思っていたのですが、実際はもっとひき締まっていてカッコよかったです。
こちらは、クリスティアーノ、ハメス、モドリッチという豪華なスリーショット!
余談ですが、得点したときに夫が隣のマドリディスタとハイタッチをしていて楽しそうでした。
私の右隣は英語圏のカップル。左隣はスペイン人で、おじいちゃん・娘・孫(女の子)と一緒に観にきていました。
いろいろな欧州サッカーの試合を観ていて不安に感じていたのはサポーターの存在もありました。
イタリアやクロアチアでは、発煙筒が投げつけられる映像もよく見かけるため、かなり熱狂的なサポーターが多いイメージです。
イメージだけではなく、本当に熱狂的なんだよ。
実際、イタリア(ミランのスタジアム)で現地観戦をした夫がそのように語っていました。
熱狂的な雰囲気が好きな人には、レアル・マドリードのホームの試合は少しおとなしく感じてしまうかもしれませんが、サンティアゴ・ベルナベウは女性や子どもも安心してサッカー観戦ができるスタジアムであることを実感しました。
レアル・マドリード対レガネスの試合結果
3 – 0で、レアル・マドリードが完勝しました!
得点したのは、ベイルとモラタです。
- FW ギャレス・ベイル(11)
38分、45+1分 - FW アルバロ・モラタ(21)
76分
クリスティアーノ・ロナウドの得点は残念ながら観られませんでしたが、プレーしている姿が観られただけで幸せでした。
この試合、クラシコやダービーなどの注目度の高い試合ではありませんでしたが、この頃所属していた好きな選手の多くが観られて大満足でした。
キャプテンのセルヒオ・ラモスと、現在(2019年)活躍中のベンゼマが観られなかったことは非常に残念でしたが。。。
試合終了後のこちらの様子に、心が温まりました。
ベイルとクロースが、とても良い人でした(感涙)。
選手たちがロッカールームに戻った後も、しばらく観客席に向かって拍手しながらピッチを歩いてくれたのです。
ベイルは2ゴールした活躍をみせたというのもありますが、クロースはこの試合で怪我を負ってしまいました。それにもかかわらず、なんて紳士なのと感動!
クロースも現地では「トニ」と呼ばれていました。
したがって、私もどさくさに紛れてトニ呼びしてしまいました。
こんな情報いらないかもしれませんが、マドリーの選手たちは親しみを込めて現地呼びをするようにしています。
こちらは、スタジアムを後にして写真撮影した時のもの。
11月なので、上着を脱ぐと寒かったです。
ユニフォームはこのシーズンのものではなく、2015-2016シーズンのものを着用しました。
- 私:クリスティアーノ・ロナウド
- 夫:ルカ・モドリッチ
\ アディダスオンラインショップ /
レアル・マドリード
ホームユニフォーム
プラスチック廃棄物ゼロを目指すアディダスの取り組みの一つをカタチにした、100%リサイクル素材で作られたアイテム。
選手の出待ち
出待ち、しちゃいました(笑)。
遠目から姿をみることができたのはハメス・ロドリゲスで、ハメスは奥さんと愛娘のサロメちゃんと車に乗っていきました。
目の前でみることができたのはギャレス・ベイル。真ん前を車でゆっくり通り過ぎていきました。
しかも、選手たち全員裏側から出て行ったのに、ベイルはあえてファンが集まる表から出てきてくれて、笑顔で手を振ってくれました!
ベイルかっこいい、そして優しすぎる。
どんなときでもベイルを応援しようと思った。
ルーカス・バスケスの車が出ていくのも見かけました。
全速力で走っていきサインをもらっているファンもいましたが、私たちはその様子を静観するだけでした(爆)
試合レビュー
いつもお世話になっているhirorealさんのレビューです。
現地では、試合内容より選手たちを目で追うので精一杯だったので、レビューを書いていただいてありがたき幸せですm(__)m
クロースが負傷したときのお知らせも、載せてくださいました。
下は、レアル・マドリードの公式サイトです。
翌日の新聞
こちらは滞在していたホテルで無料配布していた現地スポーツ誌「as」。
試合翌日の一面は、もちろん2ゴールの活躍をしたベイルです。
asも記念に持ち帰ってきました。
サンティアゴ・ベルナベウへのアクセス
サンティアゴ・ベルナベウまでは、マドリード中心部、Sol、Gran Vía 、Óperaなどの駅からスタジアムまでは地下鉄で約20分。
これらの駅からは乗り換えが1回あります。
乗り換えなしで行くなら、観光地周辺からは少し離れていますが、Tribunalで乗車すると13分で到着します。
歩くのが苦にならない、地図が読める、土地勘がある程度あるなら、Tribunal駅まで歩いて乗り換えなし1本で行くのがおすすめです。
歩きたくない人、道に迷いたくない人は中心部の駅から乗車して乗り換えて行ったほうが確実ですね。
乗り換えはそれほど難しくありません。首都圏に住んでいる、もしくは通勤されているかたなら戸惑うこともないかと思われます。
住所
Santiago Bernabéu, 28046 Madrid, España
地下鉄最寄駅
スタジアムから徒歩20分圏内にこれだけの最寄駅があります。
- Santiago Bernabéu から徒歩1分
- Cuzco から徒歩7分
- Nuevos Ministerios から徒歩10分
- Concha Espina から徒歩13分
- Estrecho から徒歩16分
- Republica Argentina から徒歩17分
- Colombia から徒歩18分
- Tetuán から徒歩18分
- Cruz del Rayo から徒歩19分
- Alvarado から徒歩20分
地図
まとめ
最後に、スタジアムツアーで撮影したときのスタジアムの写真で終わります。
次回は滞在記の続きで、2017年10月の試合観戦について書く予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。