先週の結婚記念日に、日本で唯一のクロアチア料理専門店「Dobro」でディナーをいただきました。
このお店を初めて訪れたのはクロアチアサッカーをこよなく愛するダンナさんの誕生日で、私たちがまだ独身の頃でした。
すっかりお店のファンになった私たちは、その後もダンナさんの誕生日に訪れていましたが、夫婦揃ってクロアチアサッカーのファンになってからは結婚記念日に訪れるようになりました。
Dobro(ドブロ)について
Dobroのオーナーさんのインタビュー記事を見つけたので紹介します。
2002年、日韓共催のワールドカップ──この大イベントが日本に唯一のクロアチアレストランが誕生するきっかけとなった。
当時、大手電力会社に勤務していた川崎氏は新潟県十日町の当間高原リゾートに出向。クロアチアのナショナルチームのキャンプ地となった施設の受入れ責任者を務めたのだ。
「ワールドカップが終わって休みをもらえたので、キャンプしていた人たちの国が見たくなり、クロアチアへ行きました。仲良くなったナショナルチームの人とのお酒の席で、ほんの冗談のつもりでした。『将来は日本で料理屋でもやりたいんだ』と言うと、事務局長から『日本にはクロアチア料理の店がないから、やってみろよ』とすすめられたのです」
引用元:Dobro(ドブロ) 代表取締役 川崎幸樹さん
こちらは、Dobroの看板です。
こちらは、お店の真正面です。
オレンジ色の街灯、人によっては少し暗いと感じる雰囲気など、東欧独特のかっこよさが感じられるお店の入り口が素敵です。
クロアチア料理
このように、興味を持たれるかたも多いのではないでしょうか。
実は、ヨーロッパの料理を凝縮したようなものがクロアチア料理なんだよ。
まずは、ヨーロッパの地図をみてみましょう。
例えば、ローマ帝国からは『イタリア料理』を、オスマン帝国からは『トルコ料理』、ハプスブルク帝国からは『オーストリア・ハンガリー料理』、ナポレオン統治時代には『フランス料理』も伝わりました。
たくさんの郷土料理の影響を受け、クロアチア風にアレンジしたものが今の「クロアチア料理」と呼ばれるものなのです。
そして、アドリア海に面しているので新鮮な魚介類が豊富に獲れるため、シーフードがとても美味しいことでも知られています。
それでは、ここからは私たちがいただいた食事の写真を載せていきます。
前菜
見た目から食欲をそそります。
お味もどれもこれも新鮮で美味しいです。
スープ
冷製スープでした。
カリフラワーのスープ、初めていただきましたが上品でとても美味しかったです。
パスタ
クロアチアの首都、ザグレブの名物料理「シュトゥルクリ」。
自家製平打ちパスタとフレッシュチーズに特製パプリカソース。
肉料理
クロアチア伝統の家庭料理「サルマ」。
3週間塩漬けにしたキャベツでつくるロールキャベツです。
ロールキャベツのみでは大変酸味が強いので、添えてあるマッシュポテトをよく混ぜて食べます。
これ、後を引く美味しさですよ!
何度か我が家でもチャレンジして作りましたが、やはりこの味には敵いません。
メイン料理
お魚とお肉が選べますが、大好物の鴨肉のコンフィがあったので迷いませんでした。
鴨肉のコンフィというとフランス料理のイメージですが、こちらはスパイシーなトマトソースと一緒にいただきます。
なるほど、これがクロアチア風にアレンジしたものなんですね!
外はパリパリ、中はホロホロ。そして、トマトソースの程よい酸味のおかげであっさりとした味わいです。
デザート&飲み物
デザートは楽しい盛り合わせでした。
- マカロニケーキ
- オレンジ風味ダルマチアプリン
- アイスクリーム
- フルーツ
クロアチア伝統のマカロニケーキは、「え?ケーキにマカロニ?」と意外に思われるかもしれませんが、モチモチした食感でクセになりそうな美味しさです。
飲み物はホットコーヒーをいただきました。
コーヒーカップが可愛らしいですね。
ハート型の入れ物がクロアチアらしく可愛らしいです。
クロアチアのお酒
日頃は飲まないのですが、結婚記念日なのでビールとワインをいただきました^^
クロアチアのビール
クロアチアは隠れたワインの名産地として近年日本でも少しずつ知られるようになりましたが、美味しいのはワインだけではありません。
クロアチア人は大のビール好きとも言われています。
小さな国でありながら、世界の国別一人あたりのビール消費量でも常に10位前後をキープしているとのこと。
このお店で扱っているクロアチアビールはポピュラーなものではないようですが、イストラ半島地域でナンバーワンのビール、「FAVORIT」。
アドリア海の最北部、美しい海に突き出たハート型(三角形)の半島
原材料の一部がトウモロコシなのでスッキリした味わいです。
ビールの苦味が苦手なかたにもおススメです!
クロアチアのワイン
ビール同様にあまり知られていませんが、クロアチアワイン、とても美味しいのですよ!
初めて飲んで感動した黄金色の白ワインが忘れられず、ウエイターさんにその事を伝えたら、すぐに「こちらですね!」と勧められました。
Grasevina Krizevci Barrique 2015
クロアチア人が最も飲む土着品種、「グラシェヴィーナ種」を使用したおススメの白ワインとのこと。
オーク樽で熟成された黄金色のエレガントなワインです。
お味は辛口ですが、後味は若干ハーブが混じっているような感じでした。
それでいてフルーティーでもあり、非常に飲みやすいワインです。
これまたクセになりそう。
面白い記事を見つけました(現在は削除されています)。
サッカークロアチア代表で例えると、
赤のプラヴァツ・マリがモドリッチくらいで、
白のグラシェヴィナはラキティッチくらい有名です。
2大双璧ともいえるくらいかもしれません。
引用元:クロアチアワインの代表byクロアチア料理経験のソムリエ | クロアチアワインソムリエの令和見聞録to2020
ほほぅ、私はラキティッチ(白)を飲んだのね!
次に来たときは、モドリッチ(赤)を飲んでみたいね!
クロアチアサッカーに関する展示物
ラキティッチとモドリッチの流れで、クロアチアサッカーの話を少しいたしましょう。
これは別ブログ「Vatreni(非公開)」で紹介しようかと思ったのですが、読者が一桁しかいない切なさと、特に隠すようなことでもないので、こちらに載せることにしました^^;
食事をしている時から、ダンナさんがこちらの本が気になって仕方がない様子でした。
「ドブロ」は1階席と2階席があり、私たちが食事をしたのは2階席でした。
その2階席に、こちらの本が展示されています。
クロアチアサッカー代表の秘蔵写真満載の本です。
お店のオーナーさんが、クロアチアサッカー協会からいただいた本とのこと。
はい、スタッフのかたに声をかけてダンナさんとじっくり観させていただきましたよ!
「お食事前にでも〜」と書かれていますが、私たちは食後に楽しみました。
その一部を少しだけ紹介させていただきます。
ラキティッチ、代表引退してしまいましたね。涙
マンジュキッチやチョルルカもいる!このときのメンバーは、本当に最強でしたね。
モドリッチとロブレンが仮眠しております。
PCやスマホ、タブレット等の画像で観るより実際の写真のほうがずっと綺麗なので、ぜひお店を訪れてゆっくりご覧になるのをおすすめします。
秘蔵写真を堪能した後は、帰り際に1階に立ち寄りました。
このお店を訪れたのは、ある目的もあったからです。
カメラを持って、ひとこと伝えました。
クロアチアサッカーのファンなのですが・・・
それなら、こちらへどうぞ!
と、快く案内してくださいました。
その場所は、1階席の右手奥にあります。
こちらのショーケースです!
初めて訪れたときにもバシャバシャ撮ったのですが、如何せんガラケーのカメラ。
今回、改めて撮ろうと思っていたのです。
それよりそれより・・・イレブンの写真に注目ですよ。
あれっ!
ああ”ーーーー!!!!
なんとなんと!私にとって唯一絶対のサッカーの神様、ニコ・クラニチャール様ですよ(感涙)!
黄金世代と言われた1998年でもなく、それを超えた2018年でもなくこのシーズンのVatreni(クロアチア代表)。
あいにくこの日はオーナーさんにお会いできなかったのと、閉店間際だったため詳しく聞くことができませんでしたが・・・。
また訪れる楽しみができました!
他にも、店内はサッカー代表の写真や記事がずらりと並んでいます。
こちらは、結婚して間もなく訪れたときにオーナーさんからいただいた貴重なクロアチアサッカー協会のペナント。
今でも額に入れて大切に保管しています。
我が家の宝です。
こちらは、我が家に大量にあるダンナさん所有ユニフォームの一部です。
下の写真はニコ・クラニチャール様が活躍した時代のユニフォームです。
ここ最近は、買っておりませんが、クロアチアの英雄モドリッチのユニフォームは買わなければなりませんね!
店内のディスプレイいろいろ
まるで貴族の館のようなクラシカルでエレガントなディスプレイに、うっとりします。
美術館のようなコーナーですね!
これは、円形闘技場でしょうか!?
気になったので調べてみたところ、やはり円形闘技場でした。
Pula Arena(プーラ円形闘技場)
プーラ円形闘技場(クロアチア語: Amfiteatar u Puli,英語: Amphitheatre of Pula)またはプーラ・アレナ(Pulska Arena,Pula Arena)は、クロアチア北西部のイストリア半島先端のプーラにある古代ローマ時代に造られた円形闘技場。
引用元:プーラ円形闘技場 – Wikipedia
Instagramで写真も見つけました。
「 〉」をクリックすると2枚の写真が見れます。
美しい円形闘技場ですね!
クロアチアでもローマ時代の遺跡に出会えるんだね!
イストラ半島の街、Pula(プーラ)。
これまであまり意識したことがありませんでしたが、気になってきました。
スプリト、トロギール、ザグレブ、ドゥブロヴニク、プリトヴィツェ、ザダル、プーラ(行きたい順)。
クロアチアも魅力的な街がいっぱいありますね!
いつか1〜3ヵ月くらいかけて、ゆっくり周遊したいな。
これらクロアチアのガイドブックは購入済みです!
観光の話にそれてしまいましたが、店内にはこのような可愛らしいグラスや瓶のディスプレイもありました。
クロアチアのお土産も販売しています。
「Licitars(リツィタル)」もありました。
赤いハート型の伝統的なクッキーで、ザグレブ近郊に伝わる伝統工芸品のこと。
クッキーとはいっても飾り用に加工されているものがほとんどで実際に食べることはできませんが、長期間保存できるので大切な人へのお土産におすすめです。
クロアチアに旅行に行ったら、リツィタルを大人買いしたいものです(笑)
オイルサーディン、美味しそうですね!
来年もまた行こうね!
うん、行こう行こう!
アクセス
〒104-0031 中央区京橋2-6-14 日立第六ビル1階
☎︎ 03-5250-2055
営業時間
上の写真をご覧くださいませ。
手抜きで申しわけありません。
地図
最寄駅
- 銀座線 京橋駅から徒歩1分
- 浅草線 宝町駅から徒歩1分
- 有楽町線 銀座一丁目駅から徒歩8分
- 東京駅から徒歩7分
※ お店の周辺はオフィス街です
公式ウェブサイト
詳細はこちらの公式ウェブサイトをご覧ください。
ブログ(Facebook)もありますよ!
オンラインショップではクロアチアワインを購入することができます。
日本で唯一のクロアチア料理専門店「Dobro」の紹介は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。