こんにちは、Madoriです。
2022年9月19日〜21日、ANAのトクたびマイルを利用して、2泊3日の北海道旅行に出かけました。
この旅は急に決めた旅行で短い滞在でしたが、北海道を存分に楽しむことができて、たいへん満足な2泊3日でした。
北海道旅行記の最終回では、積丹半島に位置する神威岬の魅力に迫ります。
この地域は「積丹ブルー」と呼ばれる美しい海と息をのむような絶景が広がっています。
記事では、小樽からレンタカーでのドライブを通して、神威岬の素晴らしさをたくさんの写真とともに紹介します。
また、最終回ということで、新千歳空港から羽田空港までのフライトの様子も紹介しています。
今回は運良く、スター・ウォーズ塗装機に乗ることができました。
この旅の日程は以下のとおりです。
- 2022年9月19日〜21日 北海道小樽、神威岬 旅程
羽田空港 第2ターミナル発〜新千歳空港着
小樽市内
積丹町 神威岬
新千歳空港発〜羽田空港 第2ターミナル着
それではさっそく紹介いたしますので、最後までお読みいただけると幸いです。
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小樽から積丹へレンタカーで移動
小樽滞在3日目は、小樽市から車で1時間30分で行ける積丹町にある神威岬までドライブをすることになりました。
あとで神威岬について詳しくふれていきますが、道中も楽しかったのでここで少し紹介したいと思います。
車はトヨタのVitzを借りました。
たまたま空いていたのがこの車種だったのですが、晴天に真っ赤な車体がよく映えていました。
小樽から余市方面へ
それでは、これから神威岬まで向かいましょう。
神威岬のある積丹町は、ニッカウヰスキーで知られる余市方面を目指します。
固定式視線誘導柱(矢羽根)
道中、このような赤白の矢印をたくさん目にしました。
この北海道の道路でよく見られるこの矢印は、「固定式視線誘導柱(矢羽根)」と呼ばれる道路標識で、積雪する地域を中心に設置されています。
矢羽根は、積雪で道路の境界が分からなくなったり、吹雪(ホワイトアウト)になったりしたときに脱輪を防ぐためになくてはならない存在です。
セイコーマートで買い物
途中、飲み物を買うためにセイコーマートに立ち寄りました。
そこで、ほうじ茶を買いました。
このほうじ茶がとても美味しかったのをよく覚えています。
積丹町に到着
真っ青な海と神威岬の案内が見えてきました。
積丹岬と神威岬に別れていますが、私たちの目的地は神威岬なので突き当たりを左折します。
海岸線をしばらく走っていると、神威岬と神威岩が見えてきました。
海岸線を走っていると気持ちがいいね!
もうすぐ神威岬に到着だね。楽しみ!
神威岬:積丹半島の絶景スポット
小樽から1時間30分と、それほど長くないドライブでしたが、神威岬に無事到着しました。
天気は快晴で風も穏やかで、絶好の観光日和です!
駐車場はこのような感じで、平日ということもあり、それほど混んではいませんでした。
神威岬散策の前に、トイレに立ち寄りました。
あまり綺麗ではないので、道中のコンビニか近くの食堂などで済ませておくことをおすすめします。
「風に吹かれてしゃこたんブルー」という案内地図が建っていました。
この地図をもとに、これから神威岬を散策します。
神威岬散策
積丹ブルーの海
神威岬から見渡せる「積丹ブルー」と呼ばれる海は北海道随一で、その美しさが認められたため海中公園地区に指定されています。
特に印象的なのは、青く透き通った海の色です。
積丹ブルーの海はまさにその名の通り神秘的で澄みきった青さが特徴で、その美しさは一見の価値があります。
また、波が穏やかに打ち寄せる姿と相まって、心が穏やかになるような感覚に包まれます。
岬から眺めると、なおいっそう海の青さを感じることができます。
海と空が一体化し、遠くまで広がる青い水平線が美しいパノラマを描きだしています。
積丹ブルーの海はまさに自然の美の極みで、訪れる人々に感動と癒しをもたらしてくれるでしょう。
加工無しでこの透き通ったブルーですよ!
いつまでも眺めていられる美しい海だったね!
私たちは時間がなくて食べることができなかったのですが、神威岬の「カムイ番屋」で「しゃこたんブルーソフトクリーム」をいただくことができます。
しゃこたんブルーソフトクリーム
このソフトクリームは積丹生乳を使用したミント味の牛乳ソフトで、青い海をイメージした美しいブルーが神威岬の景色にぴったりですね。
生乳に爽やかなミント風味が加わり、スッキリとしたソフトクリームとのことです。
女人禁制の門
美しい海を見渡したところで、本格的に散策スタート!
この女人禁制の門をくぐります。
神威岬は昔、西蝦夷三険岬と呼ばれ、海路の難所として恐れられていました。
しばらく女性の立ち入りが禁止されていましたが、1855年にその掟が解かれ、今では男女関係なく自由に訪れることができます。
ただし、天候不良で門が閉鎖されることがあります。
晴天でも風の強い日は閉まっていることもあるそうです。
念仏トンネルビューポイント
「見てください、この美しい海岸を!」と思い、ひたすら写真を撮っていたのですが、ここから「念仏トンネル」なるものが見えるのだとか。
念仏トンネルは1918年(大正7年)に開通した廃隧道で、全長60メートル。
両側から手掘りで掘り進むうちに食い違いが生じ工事が中断してしまいましたが、村人たちが念仏を唱え鐘を鳴らすことで解消され再開されたと言われています。
赤丸で囲ったところが念仏トンネルです。
遊歩道(チャレンカの小道)
「チャレンカの小道」は神威岬を象徴するもので、岬の先端まで続く遊歩道です。
岬の付け根から、ややアップダウンのある道を約20分かけて歩きます。
道中、綺麗な花がたくさん咲いていました。
両側には、日本海の雄大な景色が広がっています。
起伏に富んだ遊歩道は、まるで竜の背のようにも見えますね。
この遊歩道はかなり起伏があるので、歩きやすいスニーカーなどを履くことをおすすめします。
神威岬灯台
神威岬灯台は岬の先端に位置し、黒い帯をまとった姿が特徴です。
初代は1888年(明治21年)8月25日に初点灯し、北海道に現存する灯台では5番目に古いものです。
2代目の現在の灯台は昭和35年に改築されました。
この灯台前の岬からは、沖を行く大型フェリーを眺めることができるそうです。
快晴の空の下、とても美しく映えていました。
神威岬展望台
チャレンカの小道をひたすら歩き続け、ようやく岬の先端までたどり着きました。
ここが神威岬展望台のようです。
ここからは、いろいろなものが見えます。
遊歩道の柵は、決して乗り越えてはいけません!
晴天だと、なんでも美しく見えてしまいますね。
こちらは、神威岬の方位盤です。
方位盤のすぐそばの岩の上には、たくさんのお賽銭がありました。
何やら音がするので空を見上げると、ドローンが飛んでいました!
ドローンで撮ったらダイナミックな写真や動画が撮れるんだろうな。
こちらは、神威岬展望台付近から見渡した積丹ブルーの海です。
美しい海の色にずっと見惚れていました。笑
神威岩
神威岬の先端にそびえる「神威岩」は、海中に佇む乙女の姿のようで、とても美しい景観をつくり出しています。
海から約400メートル離れている高さ41メートルの神威岩は、まるでマントをまとった人のシルエットにも見える神秘的な岩礁です。
神威岩は、積丹半島の奇岩群のなかでも特に印象的な存在です。
電磁台(電波探知塔)跡
神威岬の展望台から素晴らしい景色を眺め、じゅうぶんに散策を楽しんだところで、そろそろ帰る時間です。
歩いてきた道をまた20分かけて戻ります。
そして、そのまま駐車場へ行こうと思っていたのですが、気になるものを見つけました。
それが、「電磁台(電波探知塔)跡」という、神威岬にかつて存在した通信施設の跡地です。
1904年(明治37年)には、神威岬無電所がウラジオ艦隊の出没を検知し、大きな騒ぎが起こりました。
その翌年もロシアの軍艦の出没があり、住民の安全を守るために一時的に灯台を消灯する事態が発生しました。
1940年(昭和15年)に、ロシア軍上陸情報のキャッチを目的として、神威岬に無線塔とレーダーを設置する計画を立て、2年後の1942年(昭和17年)に完成しました。
この写真は、駐車場から撮った電磁台跡です。
産地でしか味わえない積丹のうに
私たちは時間がなくて立ち寄ることができなかったのですが、神威岬を訪れたらぜひ積丹名物のうにを味わってみてください。
積丹ブルーの美しい景色が広がる神威岬や島武威海岸周辺には、「お食事処 みさき」など、漁師が経営するお店があります。
積丹のうには透き通った綺麗な海で育ち、特に粘りの強い細目昆布を食べて成長しています。
積丹うにのおいしい季節は6月〜8月で、うに漁が解禁されるこの時期になると、たくさんの人が積丹を訪れます。
こちらは、人気店「お食事処 みさき」の生うに丼セット。
積丹うには、町外にはほとんど流通しないと言われています。
独特な味わいは、積丹でしか味わえないのだとか。
積丹から小樽へ移動
美しい積丹ブルーの海と絶景をじゅうぶん楽しむことができた、北海道滞在最終日。
名残惜しいですが、この日は北海道に別れを告げて東京に帰る日です。
レンタカー返却時刻が迫ってきていたので、そろそろ小樽へ戻るとしましょう。
美国漁港海岸緑地広場:海を眺めながらランチタイム
積丹うにを食べ損ねた私たちは、途中セイコーマートに立ち寄り、サンドウィッチを買って車中で昼食を済ませることにしました。
車を停めたのは、神威岬と余市の中間にある美国漁港海岸緑地広場という、海が近くに見える美しい場所です。
写真を撮り忘れてしまいましたが、綺麗な海を眺めながらいただくサンドウィッチは格別の美味しさでした。
綺麗で清潔なトイレもありました。
レンタカーを返却
無事に小樽に到着し、お世話になったレンタカーともここでお別れです。
今回は、ホテルから歩いて3分の場所にあるニコニコレンタカーで車を借りました。
車を返したあとは小樽駅に向かい、そのまままっすぐ新千歳空港へ行きました。
さようなら小樽。涙
楽しかったね。また来よう!
帰路〜新千歳空港から羽田空港へ
20:30発の飛行機に乗り、東京へ帰ります。
新千歳空港にて
新千歳空港に到着すると、可愛いシロクマさんが迎えてくれました!
余裕をもって空港に到着したので、ANA FESTAで北海道みやげを買い、その後はラストオーダーギリギリでしたが美味しい豚丼をいただきました。
豚丼については、以下の記事で紹介しています。
お腹が満たされたところで搭乗ゲートへ向かい、まずはダンナさんの死にかけのスマートフォンを充電するため、コンセントのある場所を探しました。
これでひと安心。
安心したところで、北海道最後のグルメとなる美味しいソフトクリームをいただきました。
ソフトクリームについても、以下の記事で紹介しています。
スター・ウォーズ塗装機「C-3PO ANA JET」
搭乗時刻になり、機内に乗り込みます。
何やら黄色い機体だなぁと思ったら、スター・ウォーズ塗装機「C-3PO ANA JET」だったようです。
機内も黄色味がかった照明が使用されていて、独特の空間でした。
飛行が安定してから提供されるドリンクの紙コップも、スター・ウォーズ仕様です。笑
新千歳からの飛行時間は1時間30分と短いですが、無事に羽田空港に到着しました。
スター・ウォーズ塗装機をじっくりと見たくて、飛行機を降りてからも写真を撮ってみました。
黄色の派手なデザインで機体全体に表現しているね!
この機体、また乗りたいな!
羽田空港から自宅へ
北海道が涼しかっただけに、東京羽田が蒸し暑く感じられました。
それもそのはず、9月後半とはいえまだまだこの時期の東京は暑いのです。
すでに北海道が恋しくて仕方がありませんでした。
北海道旅行記は以上になります。
まとめ
最終回では積丹半島にある神威岬の圧倒的な魅力に迫りましたが、いかがでしたでしょうか。
私たちは9月に訪れましたが、6〜9月中旬は積丹ブルーと呼ばれる美しい海が最も輝く季節です。
本記事では、小樽から始まるレンタカーでのドライブを通して、神威岬の素晴らしさを多くの写真とともに紹介いたしました。
また、最後に新千歳空港から羽田空港までのANAのフライトにもふれました。
幸運にも、スター・ウォーズ塗装機に搭乗できたこの旅。
これらの瞬間を振り返りながら、北海道の魅力と空の旅の楽しさを再確認できた貴重な旅行となりました。
本記事が、みなさまの旅の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の旅行記でお会いしましょう!