今回の南仏旅行記は、ニースから車で約1時間ほどの距離にあるコート・ダジュールの美しい中世の村「Saint-Paul-de-Vence」。ここには、村をこよなく愛した画家、シャガールが眠るお墓もあります。芸術家たちに愛された屋外美術館のような村を、60枚以上の写真を使って紹介します。
Bonjour! Madoriです。
今回紹介するのは、南フランスに数多く存在する鷲の巣村のひとつ「Saint-Paul-de-Vence」。
サンポール・ド・ヴァンスは、シャガールやピカソ、モディリアニら多くの芸術家を引きつけた村全体が芸術作品のような場所です。
有名なシャンソン歌手のイヴ・モンタンもこの村を愛し、結婚披露の場に選んだことで知られています。
また、日本のフリーアナウンサー(元フジテレビ)の中村江里子さんも、この村の教会で結婚式を挙げられました。
サンポール・ド・ヴァンスは、それ以外にもたくさんの南仏の魅力がつまった観光スポットです。
本記事では、石畳の路地を散策したときの写真をたくさん使い、サンポール・ド・ヴァンスの魅力をたっぷりとお届けします。
最後までご覧いただき、芸術家たちにインスパイアされる旅をお楽しみいただけたらと思います。
今回と次回紹介する村へは、ニースで車を借りてドライブに出かけます。
初めての海外ドライブ
この日は朝早く起き、レンタカーを借りての日帰りドライブ旅行です。
美しい村「サンポール・ド・ヴァンス」と「トゥーレット・シュル・ルー」を巡ります。
今回紹介するのはサンポール・ド・ヴァンスです。
南仏でドライブをしようと思ったきっかけ
「サンポール・ド・ヴァンス」だけならニースから出ているバスで1時間ほどで行ける便利な村なのですが、「トゥーレット・シュル・ルー」がとても不便な場所にあるため、レンタカーを借りることにしました。
現地ツアーも考えたのですが、割高な上に巡る場所も多く(ということは慌ただしい)、マイペースな私たち夫婦には向いていないと感じました。
「トゥーレット・シュル・ルー」を諦めることも考えましたが、「エズ」や「サンポール・ド・ヴァンス」のような人気のある村だけではなく、マイナーな村も訪れてみたいと思ったのです。
悶々としていたところで、救いのひとことがありました。
車を借りて南仏ドライブしようか?
え!?ほんと!?大丈夫なの?
ダンナさんは、アメリカでドライブ経験があるので、フランスもパリという大都会ではなく地方なら大丈夫だと思ったようなのです。
初海外で初ドライブなんて夢みたい!
そうと決まったら、国際免許を取りに行かなきゃ。
そんなわけで無事に国際免許を取得し、こうして南仏まで来てしまいました。
さて、これからニースのレンタカー屋さんまでトラムで向かいます。
ニースまで移動〜トラムの通勤ラッシュ
ニース中心部から少し離れたホテルだったので、最寄りのトラム駅からレンタカーを借りるためニース中心部のマセナ広場方面へ向かいました。
この日は月曜日でAM8:00過ぎで通勤時間帯だったのか、トラム駅停留所とトラムには大勢の人がいました。
東京の肋骨が折れそうになるほどの異常な通勤ラッシュではありませんが、海外で初めて体験する通勤ラッシュ。
日常風景も海外では非日常。
数駅しか乗りませんでしたが、満員電車も貴重な体験のひとつとして楽しめました。
ニースからサンポール・ド・ヴァンスまではレンタカーがおすすめ!
レンタカーは、日本で事前にネット予約で済ませていたので、借りる当日は下記を持参して受付をするだけです。
- パスポート
- 国際運転免許証
- クレジットカード
- プリントアウトしていたレンタカー予約票(引き換え券)
受付窓口では英語対応もしています!
- 車の引き渡し:AM9:00
- 車種:ルノー
この写真と全く同じ車で、欧米では貴重なオートマ車が幸運にも借りることができました。
ダンナさんはマニュアルも運転できますが、慣れない土地なのでオートマにしたのです。
ちなみに私はオートマ限定の運転免許しか持っていません(しかもペーパー)。
サンポール・ド・ヴァンスへの道中〜南フランスドライブ
いよいよドライブ開始です!
海岸沿いの美しい地中海を車窓から眺めながらの南仏ドライブは、とてもワクワクしました。
ですが、海岸沿いを通り過ぎてからはスリリングなドライブが始まります。
なぜなら、日本と道路事情が異なる場面にいろいろ遭遇したからです。
- 右車線、左ハンドル
これはどうしようもない - 歩行者の信号無視は当たりまえ
信号の色・横断歩道の有無にかかわらず、歩行者には細心の注意をはらいました - スピードを出す車が多い
日本の制限速度を守っていると煽られます…何度も端に寄って道を譲りました - 日本には少ない円形交差点
これが一番怖かった!パリの凱旋門の円形交差点はフランス人でもヒヤヒヤするそうですが、フランスの地方でも慣れない日本人にとっては普通に怖いです
上記のように事前に情報は収集はしていましたが、いざとなると助手席に座っている私も緊張しました。
フランスの信号の無い円形交差点 を「Rond Point」といいます。
他にも、フランスの交通ルールについて詳しく載っているページがありました。
サンポール・ド・ヴァンスに到着
Saint-Paul-de-Vence
スリリングな村までの道中でしたが、なんとか無事に目的の1つ目の村「サンポール・ド・ヴァンス」に到着しました。
サンポール・ド・ヴァンスは、南フランスに数ある鷲の巣村の中でもとくに町並みが良く保存が行き届いており、多くの芸術家を引きつけたことでも知られる美しい村です。
村に入るとさっそく素敵な建物やレストランが目につきました。
15世紀に建てられた、美しいセントクレア礼拝堂です。
こちらは、いかにも南仏らしいレストラン。
村の案内図もセンスがあります。
ここから、村を散策したときの様子をお伝えしていきます。
村の中に入る前に、このエレベーターを利用しました。
こちらは、村の入り口です。
このように、サンポール・ド・ヴァンスは、城壁で囲まれた村です。
砲台もありました。
城門の中を入っていくと、村の素敵な路地が見えてきました。
サンポール・ド・ヴァンスのお洒落なリネン専門店
村の入り口を入ってすぐに、いかにも南フランスらしい雰囲気のお店がありました。
リネン専門店でした。
南欧風インテリアや雑貨好きな人にはたまらない商品の数々に心が踊ります。
ここにもプロヴァンスプリントの布製品がありました。
サンポール・ド・ヴァンスを訪れた理由のひとつに、南フランスの伝統手芸『Boutis(別名:プロバンサルキルト)』の製品を購入したいという思いがありました。
「布の彫刻」ともいわれる美しいブティは、眺めているだけで幸せな気持ちにさせてくれます。
キルティングの陰影がほんとうに美しい。
ブティはプロヴァンス地方のもので、同じ南仏でもコートダジュール地方で扱っているお店は意外と少ないのです。
このお店でブティの製品を扱っていると聞き、買う目的で入店しました。
しかし、商品がありすぎて悩みすぎたことと、お店のムッシュがお客さんのマダムとお喋りに花を咲かせていたのとで、ここまで来たのに結局何も買えませんでした。
心残りはありますが、そんなことよりもムッシュとマダムの様子が明るく楽しそうで微笑ましく、いつのまにか物欲が消えてしまったようです。笑
目的の物が買えなかったのに心が温まるという、なんとも不思議な体験でした。
南仏にいると、心がおおらかでいられるのかもしれませんね。
そういえば、南仏のお店の店員さんは、楽しそうに働いている人が多いような気がしました。
営業スマイルではない、ナチュラルな笑顔が忘れられません。
サンポール・ド・ヴァンスの面白いレストラン
廃墟のようなインパクトのある建物が見えてきました。
中には入りませんでしたが、評判の良いレストランのようです。
お店の看板に「La Petite Chapelle Restaurant」と書かれているので、小さな教会だった建物がレストランに生まれ変わったのだと思います。
サンポール・ド・ヴァンスのアートなアトリエやショーウィンドウ
上の村の模型が可愛らしかったです。
サンポール・ド・ヴァンスは、アトリエやギャラリーが多く、村そのものがアート作品のようでした。
この村は、目にするものすべてが絵になっていて、なかなか前に進むことができないのが悩みどころです。笑
通りを示す標識までアートでした。
中には入りませんでしたが、こちらもアトリエのようです。
路地の両脇には、お店やギャラリーがたくさんありました。
サンポール・ド・ヴァンスの石畳の路地
サンポール・ド・ヴァンスは、どこを切り取っても絵になる路地にたくさん出会えました。
ここからは路地ギャラリー(写真)と、いたしましょう。
何枚も撮った路地の中から、インスタグラムの「いいね」をたくさんいただいた写真を中心に紹介いたします。
ガイドブックにも紹介されている、仮面の看板が目印の美しい路地です。
こちらは、美しい路地を歩くひとりの男性。
素敵な看板がたくさんあります。
こんなレストランで食事がしてみたいですね!
私のInstagramで一番人気が高かったのが、こちらのたくさんの看板に囲まれた路地の写真です。
こちらも人気の細い路地裏。
人通りの少ない細い路地裏ですが、フランスらしい色合いの鎧戸や看板、ドアが素敵ですね。
この路地も素敵です。
おしゃれな看板もたくさん目につきました。
路地というより家の通路のようですが、素敵すぎますね。
中を通ってみたい衝動にかられました。
ここからは、並べて表示します。
※ 画像をクリックまたはタップで大きく表示できます
サンポール・ド・ヴァンスのインスタ映えスポット
サンポール・ド・ヴァンスが美しいのは、路地だけではありません。
他にも、このような写真を撮りたくなるようなスポットがたくさんあります。
ここの水は、飲めるようです。
山と城壁と古い建物が絵になります。
こんな家に住んでみたいなぁと、妄想が膨らみます。
面白い看板にたくさん出会える村です。
岩山の上に建てられた家が、青空の下にとても映えています。
このように、窓やドアも美しいです。
南仏らしい噴水がフォトジェニック!
ここで写真を撮っている人がたくさんいました。
サンポール・ド・ヴァンスの美しい景色
村からの山景色です。奥に雪山が見えるのがわかりますでしょうか?
南フランスからまさか雪山が見えるとは思わなかったので、とても驚きました。
こちらは、村からの海が見える景色です。
うっすらですが、水平線が見えます。
美しい海も山も楽しめるコートダジュールの村、もう「最高」としか言いようがありません。
城壁と山も美しいですね。
こちらも、個人的にとてもお気に入りの写真です。
真っ赤なスクーターが差し色になって素敵なのでした。
サンポール・ド・ヴァンスのおしゃれな香水店「メゾン・ゴデー」
- 上の写真は、著作権フリー画像です。
本記事は、帰国してから間を空けて書いたため後で気づいたことなのですが、2017年の夏におしゃれな香水店「Maison Godet」がオープンしていたようです。
私たちが訪れたのは2016年3月です。
Instagramで知ったのですが、このお店は外観から一目惚れしてしまいました。
しかも、店内はまるで美術館のようで、そこに並べられている香水ボトルが宝石のように美しいのです。
私は無類の香水好きですから、訪れたときに存在していたら間違いなくこのお店で買い物をしていたと思います。
そして、気づいたことがありました。
このお店の看板もInstagramで見つけたのですが、私たちが訪れたときはレストランの看板でした。
こちらは、私たちが訪れたときに撮影した写真です。
「バー」「レストラン」って書いてあるね。
写真を撮っておいてよかった!
こちらのInstagramの写真が、香水店「メゾン・ゴデー」の看板です。
全く同じデザインです。レストランの看板をそのまま生かしたようですね!
お店の公式Instagramで、素敵な香水や店内や様子などをご覧いただくことができます。
サンポール・ド・ヴァンスの教会
La Collegiale de la Conversion de Saint-Paul
サン・ポール・ド・ヴァンス参事会教会
こちらは、石造りの高い塔が目印の12世紀に建てられた歴史ある教会です。
サンポール・ド・ヴァンスの中心にあり、ヴァンス門から入りRue Grandeという大通りを進み、途中に左側の横道を進むと城壁のすぐ下にあります。
元フジテレビ・アナウンサーの中村江里子さんが結婚式を挙げられた教会として知られています。
教会は、外観を眺めただけですが、内部はこのような感じです。
簡素な造りですが、優雅な雰囲気ですね。再訪したら内部にも入りたいと思いました。
教会のすぐそばには、同じような石造りの村の市庁舎がありました。
この辺りはあまりゆっくり見学しなかったのですが、もう少し時間をとればよかったと若干の後悔が残ります。
サンポール・ド・ヴァンスのシャガールが眠るお墓
Saint Paul de Vence Cemetery
サンポール・ド・ヴァンス墓地
有名なエコール・ド・パリの画家、マルク・シャガールが眠るお墓がこの村にあります。
シャガールはこの村に20年ほど住んでいたようです。
西洋の墓地はとても美しく心が癒される場所で、怖さを全く感じませんでした。
ここにシャガールとその家族が眠っています。
シャガールのお墓参りができてよかったです。
マルク・シャガール
20世紀のロシア(ベラルーシ)出身のフランスの画家。
引用元:マルク・シャガール – Wikipedia
生涯、妻ベラ(ベラ・ローゼンフェルト)を一途に敬愛していたこと、ベラへの愛や結婚をテーマとした作品を多く製作していることから別名「愛の画家」と呼ばれる。
1950年から南フランスに永住することを決意し、フランス国籍を取得している。
南フランスを終の住処にする芸術家が多いですが、実際に訪れてみて、その気持ちがわかるような気がしました。
美しい街や自然、温暖な気候、陽気な人々、豊かな食材、などなど、素晴らしさを挙げればキリがありません。
芸術家ではなくても絵心が芽生えたほど。
実際、帰国してから、ダンナさんが南フランスのスケッチをしていました!
サンポール・ド・ヴァンスで出会った動物たち
上の写真のネコ様は、気品がありますね!中世の村の雰囲気にとけ込んでいます。
村の中の細い路地は車が通れないため、ネコが多いそうです。
私たちも可愛らしい子に出会ってしまいました。
この子はとても人懐っこく、ここまで近づいても大丈夫でした!
ワンちゃんもいましたよ!
フランスの犬は、よく躾けられているのか、リードに繋がれていなくてもお利口さんでした。
サンポール・ド・ヴァンスでショッピング
サンポール・ド・ヴァンスのアートな路地にはカフェやレストラン、ギャラリーだけではなく、お洒落で素敵なお店も多いのです。
車で来たこともあり、サンポール・ド・ヴァンスでは買い物も楽しみました。
自分たちの物はもちろん、家族や友人へのお土産もほとんどこの村で買いました。
「パニエ・デ・サンス」のハンドクリーム
Panier des Sens
上の写真のハンドクリームは、前日エズ村で購入したものです。
パニエ・デ・サンスは、南仏の香りの街グラースで生まれた良質な香りのボディケアブランドです。
ハンドクリームを自分用とお土産用に買いました。
この日に購入したハンドクリームは写真を撮るのを忘れてしまいましたが、公式Instagramに同じ商品を見つけたので載せておきます。
うっとりする香りで、使うのがもったいなくて今もまだ少し残っています。
こちらは、Panier des Sensの公式サイトです。
オンラインショップもありますので、日本にいながらでも一部の商品は購入できます。
南仏のオリーブオイル
オリーブオイルといえばイタリアやスペインが生産国としての知名度が高いですが、実はフランスのコートダジュール・プロヴァンス地方もオリーブオイルの名産地なのです。
お店の名前は忘れてしまいましたが、2つの店舗でオリーブオイルを購入しました。
どちらのお店も、希少で良質なプロヴァンス産のみのオリーブオイルを販売しており、店員さんがとても親切に商品の説明をしてくれました。
パリやニースにもあるようですが、私達はこのサンポール・ド・ヴァンスで買いました。
\ 南仏産のオリーブオイル /
「フラゴナール」の香水
Fragonard
フラゴナールは、日本未発売の南フランス、グラースの街で誕生した老舗の香水店です。
創業以来、その土地の植物から抽出した香りを調合して香水を創り続けています。
香りだけではなく、美しいパッケージデザインも人気でパリをはじめフランス全土に店舗があります。
ニース、エズ村にもありました。
私は、上の写真の「Moment volé」というオードゥ・トワレを買いました。
「ロクシタン」のかごバッグ
L’OCCITANE
ロクシタンは、誰もが知っているお店ですね!
しかし、ここではコスメやスキンケア商品ではなく、日本未発売の「かごバッグ」を買いました。
上の写真が購入したかごバッグなのですが、シンプル&クラシックなデザインでとても使いやすいため帰国してから大活躍です。
夏のお洒落のアクセントにもなっています。
下の写真は、フラゴナールとロクシタンのある通り「Rte de Vence(ヴァンス街道)」です。
中央にある教会に向かって右側にロクシタン、左側にフラゴナールがあります。
どちらのお店も買い物をしたら、ビックリするほど沢山の商品サンプルをくれました!
サンポール・ド・ヴァンスでの買い物は、とてもいい思い出になりました。
シーズンオフだと店員さんがゆっくり応対とサービスをしてくれるので、とてもおススメです。
L’OCCITANE en provence
1976年にフランスで誕生した南仏プロヴァンスのライフスタイルをお届けするブランド「ロクシタン」。
南仏プロヴァンス産の植物原料をベースに、植物療法やアロマテラピーの考え方を採り入れたコスメティックブランドです。
イブ・モンタンが経営していた「オランジーナ」CM撮影のカフェ
Cafe de la Place
村を巡った最後は、こちらのカフェ「Cafe de la Place」に寄りました。
イブ・モンタンが経営していた有名なカフェです。
このカフェは村の入り口にあり、カフェの前は広場になっており、南フランスでよくおこなわれるスポーツのペタンク場になっています。
残念ながらこの日はペタンクのおじいさま達には出会えませんでした。
そして、このカフェはあの「オランジーナ」のCMが撮影された場所なのです。
実は私たちはオランジーナが大好きでして。
本場の味が気になるよね。本場の味が気になるよね。
事前にその情報を仕入れていたので、ここでオランジーナを飲みました。
フランスのオランジーナは日本で売られているものより甘さ控えめでした。
こちらは、リチャード・ギア主演のオランジーナのCM動画です。
「PUB ORANGINA JAPON オランジーナ SUNTORY – FAIT AU JAPON」
- イブ・モンタンが経営していた
- オランジーナのCMが撮影された
ここは、サンポール・ド・ヴァンスを訪れたら外せない場所ですね!
木村拓哉主演の映画「HERO」
これは余談ですが…帰国してからWOWOWで「HERO(2015)」を放送していたので録画して観ました。
何と、サンポール・ド・ヴァンスで映画の撮影をしていたようなのです。
しかも、ラストシーンだけのために!
このサンポール・ド・ヴァンスが「ネウストリア公国(実在しない)」という国に設定されていました。笑
エンドロールにも、「Saint Paul de vence」と載っていました。
サンポール・ド・ヴァンス散策のまとめ
長い旅行記になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし、南フランスのコートダジュールを訪れる機会がありましたら、この中世の面影が色濃く残る芸術家たちに愛された屋外美術館のような美しい村もぜひお立ち寄りいただきたいです。
Saint-Paul-de-Venceは豊かな自然に囲まれ、中世の雰囲気とアートの両方が楽しめる贅沢な場所です。
おしゃれなお店がたくさんあるため、ショッピング目的で訪れるのもおすすめです。
それだけに観光シーズンは多くの人が訪れますが、前回紹介したエズ村同様にシーズンオフはとても人が少なくゆっくり村巡りができます。
私達が訪れた時もかなり人が少なく、そしてアジア人は私達しかいませんでした。
エズ村では日本人2組、中国人3組くらいと遭遇したので、村の世界的な知名度はエズ村のほうが上なのかもしれません。
村そのものは小さく2時間ほどあれば全体を回れますが、個人的にはできればゆっくり時間をかけて、五感で味わっていただきたい場所だと思いました。
次は、美しい村「トゥーレット・シュル・ルー」です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
À bientôt!(またね!)