¡Hola! Madoriです。
スペインの首都、マドリードから日帰りで訪れることができる世界遺産の街、クエンカへの旅。
本記事がクエンカの最終回ですが、ここでクエンカ日帰り旅行をふりかえってみましょう。
私たちが訪れた場所は以下のとおりです。
- 展望台
- サン・ペドロ教会
- サン・パンタレオン 教会の遺跡
- サン・パブロ橋
- 宙づりの家
- マヨール広場(大聖堂)
今回は、クエンカ旧市街の起点にもなった、マヨール広場の様子や、街のシンボルのクエンカ大聖堂を紹介していきます。
また、帰りのクエンカ駅の様子や、マドリードに夜遅くに到着して地下鉄に乗ったときの印象などもお伝えします。
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クエンカのマヨール広場のカラフルな建物
Plaza Mayor
マヨール広場
魔法にかけられた街を堪能し、出発点のマヨール広場へ向かいます。
風情のある路地を歩いていると、奥にカラフルな建物が見えてきました。
マヨール広場に到着しました。
右手には、後ほど紹介する「クエンカの大聖堂」がみえます。
その周辺には、可愛らしいカラフルな建物が広場を囲むように建っています。
この色合いが絶妙で、見事にツボに入りました。
窓の大きさや配置が不規則なのに不思議なくらい違和感がなく、むしろアート。
撮る角度も良かったのかなぁと、自画自賛してみました。笑
絵本にでも出てきそうなカラフルな建物、こちらにも並んでいます。
赤、黒、黄色、水色・・・と、並んでいます。
この配色の並び、日本では「悪趣味」といわれるかもしれませんね。笑
建物の前にはカフェがあるのですが、これがとても良い雰囲気だったのです。
この時間は確か19:00くらいで、日は落ちてきていましたが、まだ空は明るかったです。
人はそれほどいませんが、暗くなる頃にはテラス席がお客さんでいっぱいになるのでしょうね。
できれば、その頃までこの場所に居たかったですが、復路の切符を購入していたので残念です。
21:43 クエンカ 発のAVE。
この時間あたりが、ちょうどスペイン人の夕食時ですからね。
人が少なくて盛り上がりには欠けるけれど、クエンカを訪れた記念にカフェに寄ればよかったかな・・・と、思いました。
クエンカの大聖堂
こちらは、展望台へ向かう乗り継ぎバスに乗る前に撮影した、真っ青な空に美しくそびえ立つクエンカの大聖堂です。
中へは入っていませんが、クエンカの大聖堂について少し紹介したいと思います。
この大聖堂の正式名称は、以下のとおりです。
Catedral de Santa María y San Julián
聖マリアと聖ジュリアン大聖堂
1196年に建設されたゴシック様式の大聖堂です。
1177年9月21日に、当時のカスティーリャ王国の国王アルフォンソ8世はクエンカの街を征服しました。
Reino de Castilla
(カスティーリャ王国)カスティーリャ王国(カスティーリャおうこく、スペイン語: Reino de Castilla)は、中世ヨーロッパ、イベリア半島中央部にあった王国である。キリスト教国によるレコンキスタ(国土回復運動)において主導的役割を果たし、後のスペイン王国の中核となった。
引用元:カスティーリャ王国 – Wikipedia
当時(12世紀)、スペインの教会の建築様式はロマネスクが主流でしたが、アルフォンソ8世はゴシック様式の大聖堂を建設することを命じました。
青空に美しく映える大聖堂に、もう少し近づいて一枚撮ってみました。
こちらは、クエンカの街をじゅうぶんに満喫した後に撮影した、夕陽に照らされた大聖堂の姿です。
コンデジで撮影した写真もなかなかの美しさです。
大きな建物は、離れて撮影したほうが綺麗ですね。
真正面からも撮影してみました。
こちらは、斜め後ろからの大聖堂の姿です。
真正面からみると薄い建物のように見えますが、かなり奥行きのある大聖堂です。
このクエンカの大聖堂についての情報、日本語ではなかなか出てきません。
スペイン語の公式サイトがあるので、より詳しい情報を知りたいかたはこちらをご覧ください。
クエンカの大聖堂、同じゴシック様式でもトレドの大聖堂と比較すると派手さはありませんが、街のシンボルとしての存在感はじゅうぶんにあります。
ですが、しばらく大聖堂の内部見学はいいかな・・・というのが本音でして、クエンカでは外観のみ見学しました。
トレドの大聖堂は、内部だけで2時間以上をかけてじっくり観覧し、かなりお腹いっぱいに・・・。
その2時間があったら、名所観光より現地の人々の様子をウォッチングしたり街歩きを楽しみたいところです。
トレドを訪れたのは1度目のマドリード滞在ですが、時間のある時にもう少し丁寧にトレド日帰り旅行についても書こうと考えています。
帰路:クエンカからマドリードへ
クエンカの街ともそろそろお別れです。
マヨール広場からバスに乗り、クエンカ(AVE)駅へ向かいます。
まだミラーレス一眼の操作に慣れておらずブレていますが、クエンカの夜景がとても綺麗でした。
バスを降り、クエンカ駅に到着しました。
Estación AVE Cuenca Fernando Zobel
AVE駅 クエンカ フェルナンド ゾベル
駅構内のカフェでコーヒーを飲みながらマドリード行きのAVEが到着するのを待ちます。
高速鉄道が停車する駅だというのに、飲んだり食べたりできるようなお店はここしかありませんでした。
しかも店員さんが若い男女2人で恋人同士なのか、客の目も気にせずイチャイチャしておりました。笑
日本では考えられない光景ですが、あぁ、ここは情熱大陸スペインなんだなぁと改めて実感しました。
むしろ好きかもしれない、店員さんのこの自由な感じ。
コーヒーは普通においしかったです。
出発の時刻が迫ってきたので、そろそろ駅のホームに移動します。
- 21:43発マドリード行き
- AVEのホームは1
周囲に建物が何もない駅なので外は真っ暗です。
AVEが到着しました。シーズンオフのこの時間は乗る人が殆どいませんね。
AVEに乗り、マドリードまでの1時間は私もダンナさんも爆睡でした。
マドリードに到着してからは、アトーチャ駅から地下鉄に乗り、アパートメントホテル最寄りの駅まで移動。
夜遅くに地下鉄に乗るのはスペインを訪れて初めてのことだったので緊張しましたが、この時間でも乗客がけっこう乗っており、不安な雰囲気はあまり感じませんでした。
アトレティコ・マドリードのサポーターと思われる(エンブレムのピンバッチをしていた)老夫婦が乗っていたというのもあるかもしれません。
でも、やっぱり女性一人で夜の電車に乗るのは不安ですね。
今回は出発が昼過ぎで出遅れてしまったため夜遅くに地下鉄に乗るハメになってしまいましたが、できれば余裕をもって午前中に出発し、夕方に帰ってくるというのが理想的ですね。
ホテルからの最寄り駅「Tetuán」に到着すると、外は殆どのお店のシャッターが閉まっておりました。
シャッターは落書きだらけで、この光景はダンナさんと一緒でなければ怖かったです。
お腹が空いていたのでコンビニに寄ろうと思いましたが、ここはスペイン。
運良く「バーガーキング」が営業していたので私たちはチーズバーガーをテイクアウトしました。
バーガーキングが遅くまで営業していてありがたい!
もし、ここも閉まっていたら私たちは小腹を満たすことができなかったでしょう。
フランスもスペインもそうでしたが、食事は小腹を満たすくらいが丁度いいです。
普通のお食事レストランで日本にいる時と同じような感覚でオーダーすると、食いしん坊夫婦の私たちでもお腹がはちきれそうなほどの量が出てきます。
その話はまた後でゆっくり記事にしますが、レアル・マドリードの選手たちがよく訪れるというバスク料理店でも大変なことになりました。笑
クエンカ日帰り旅行まとめ
「魔法にかけられた街」といわれるクエンカは観光名所がたくさんあります。
迷路のような路地を歩きながら、素敵な街並みを楽しんでみてください。
マドリード近郊の世界遺産といえばトレドやセゴビアもありますが、クエンカはこれらの街より観光客が少ないため、街をゆっくり堪能できると思います。
トレドやセゴビアよりマドリードから少し離れていますが、それでも1時間で五感が研ぎ澄まされる独特の景観に出会えるのです。
「崖の上に築かれた街」といえば、アンダルシア地方のRondaが有名ですが、クエンカも「崖のある風景」好きにはたまらない場所です。
ロンダ
憧れのアンダルシア地方だね。
ロンダ、まだ訪れたことがありませんが、いつの日か必ず!
私たちのクエンカ街歩きルートも載せておきましょう。
展望台からマヨール広場(大聖堂)までは、だいたい徒歩20分。
途中、これらの場所に立ち寄りましたが、クエンカの旧市街はそれほど大きな街では無いので、ゆっくり時間をかけても3〜4時間あればじゅうぶん満喫できると思います。
クエンカ街歩きルート
- 展望台
- サン・ペドロ教会
- サン・パンタレオン 教会の遺跡
- サン・パブロ橋
- 宙づりの家
- マヨール広場(大聖堂)
次回の滞在記も、日帰り世界遺産の旅をご紹介しますのでお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
¡Hasta luego! (またね)