Bonjour. Madoriです!
長きにわたるパリ滞在記も今回で最終回。
最終回は、パリで最後の買い物をしたときのことと、帰国までの様子を紹介します。
パリで最後のお買い物
リュクサンブール公園から滞在のホテルに向かおうとしたとき、気になるお店の前を通りかかりました。
そこは、地図にも載っていないような、お洒落でも何でもないローカル感たっぷりの小さなお店でした。
DESTOCKAGE OUTLET
デストカージュ アウトレット
店内もごちゃごちゃしており、これまた決してお洒落ではないのですが、こういうパリらしくないお店も新鮮だな〜と思いながら商品を眺めていました。
ふと、気になる黒い鞄を発見しました。機能的で使いやすそうなだけではなく、見た目もシンプルでお洒落な感じです。
通勤用の鞄、探していたでしょ!?これ、いいんじゃない?
おっ!使いやすそうでいいね。15ユーロに見えないし。
BHVやボン・マルシェといったデパートではなかなか好みの鞄に出会えなかったのに、こんなところで出会ってしまうとは!
お洒落だな〜と思うモノはリュックばかりで、なかなかショルダーバッグが見つけられず、ダンナさんはパリでのお買い物はすっかり諦めていたのでした。
そうそう、ダンナさん、こういうモノを探していたらしいのです。
手提げにもショルダーにもなるタイプで、内側に仕切りやポケットがたくさんあり、かなり機能的な感じです。
把手やファスナーの金具がさりげなく個性的なところも良いですね。
15€という破格の値段もGood !!
と、いうことで購入を決意したようです。
2月からテレワークで全然使えていませんが、この鞄は帰国してから毎日通勤で大活躍でした!
鞄以外にも買ったモノがあります。それは、石鹸とネイル2色。
南仏プロヴァンス地方でつくられた99%自然由来の石鹸は、香りがよくパッケージも素敵だったので、家族や友人へのお土産に買いました。
石鹸のお値段は、なんと2€!
日本未上陸ですが、きっと日本で販売されていたら高価なモノではないでしょうか。
ネイルは帰国してから塗ったもの。黒っぽい赤とグレーがかった薄紫を買いましたが、写真はグレーがかった薄紫のほうです。
2度塗りすると濃い色になりました。しかも、この色はありそうでない色なので、とても気に入っています。
友人からも大好評でした。
これ、1€ネイルなんだよ!
とても綺麗な色!安いネイルに見えないね!
そうなんです、このネイル、1€だったのです!
そのかわり、発色は良いのですが、塗り難いのがマイナス・・・というのはここだけの話。
お店は地図には載っていませんが、位置情報を貼っておきます。赤丸の場所が、訪れたお店です。
ホテルからタクシー乗り場へ
パリで最後の買い物も済ませ、ホテルへ戻ります。いよいよ滞在していたホテルともお別れです。
預けていた荷物を受け取り、出発。「ホテル・トリアノン・リヴ・ゴーシュ」での滞在はとても快適でした。
すっかりパリ左岸、特にリュクサンブール公園周辺が気に入ったのと、洗練されたサン・ジェルマン・デ・プレが近いこともあり、パリ旅はこのホテルに決定だな〜と思いました。
そしてなんと!帰国してから数ヶ月後に、ホテルから、このブログの問い合わせページに温かいメッセージまでいただいたのです。
今はコロナで渡仏はできませんが、必ず戻ってこようと心で誓ったのでありました。
そして、再び訪れたときには「ただいま!」と、言いたいですね。
まだまだパリに留まっていたい気持ちを抑えながら、これから空港へ向かうため、タクシー乗り場まで歩いて移動します。
ホテルでタクシーを呼ぶことも考えましたが、節約と外が明るいのもあり、乗り場まで歩くことにしました。
タクシー乗り場までは徒歩5分。正規のタクシー乗り場で、地図にも載っています。
地図は、ホテルからタクシー乗り場までのルートです。
パリでタクシーを利用する際には、タクシーを呼ぶか、正規のタクシー乗り場から乗車するようにしましょう。
くれぐれも、白タク(国から営業許可を得ていない違法タクシー)を利用することのないように・・・。
ただし・・・脅かすワケではありませんが、正規のタクシー乗り場も何だか物騒な雰囲気が漂っていました。
なんと、タクシー乗り場の周辺にはパトカーと数人の警察官がいたのです。
きっと、タクシーを利用する乗客を狙った犯罪も多いからだな・・・と、感じました。
警察官が常にいるなら安心ですが、やはり危機感は常に持っておきたいですね。
タクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ
タクシーに乗ったのは16時過ぎ頃。まだパリ中心部は渋滞しておりませんでしたが、郊外に入ってから少し渋滞しました。
渋滞の間、ノロノロ走っては止まり・・・を繰り返すうちに、もの凄い睡魔が襲ってきました。
これが日本なら爆睡していたところですが、ここは最も危険といわれるパリ郊外。
眠たくても寝るワケにはいきません。
我慢して起きていました。
先週、録画していた「地球タクシー(パリ)」を観たのですが、CDGからパリ市内に向かうまでの様子がとても恐ろしかったです。
パリ郊外の移民街周辺を通りかかるタクシー。渋滞しているノロノロ運転のタクシーの窓を叩く人たちが映し出されていました。
この映像をパリに行く前に観ていたら、移動手段をタクシーにしていなかったかもしれないと思うほどです。
かといってバスも不安だし、RERのB線はもっと怖い。やはりタクシーかなと思うのですが、その場合は渋滞しない時間帯に利用しなければですね。
私たちは、パリまでは早朝だったので全く渋滞にハマらずにすみましたが、帰りが16時過ぎだったので少し不安でした。
結局、何事もなく無事に空港には着きましたが、次はもう少し早い時間に空港入りしようと思ったのでした。
シャルル・ド・ゴール空港にて
Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulle
パリ・シャルル・ド・ゴール空港(CDG)
パリ市内から空港までタクシーで約50分。途中、少し渋滞があり緊張しましたが、無事にCDGに到着しました。
時刻は17時を過ぎており、11月で日が短いため外は少し暗くなり始めていました。
外を少しボーッと眺めてから空港内に入りました。
写真がボヤけてしまいましたが、平日のこの時間ということもあり、空港内はそれほど人の混雑はありませんでした。
着いてすぐ、私はトイレに向かい、機内で過ごすためのリラックス着に着替えました。
その間、トイレの外でダンナさんに荷物を見張ってもらっていたのですが、ダンナさんはトランク2つを隠れ蓑にして着替えを済ませていました。笑
こちらは、エールフランスの自動チェックイン機です。
そうそう、荷物の重量をチェックしなくてはなりません。
エールフランスの預け入れ荷物の重量は23kgまで。
ホテルでは適当にトランクに詰めてきたため、やはり大きなほうのトランクは重量オーバーしていました。
こんな時のために、いつも私たちは布製のボストンバッグを用意しています。
そのボストンバッグに、超過分の荷物(衣類など)を入れました。
再び重量チェック。
何とか23kg内におさまりました。
預け入れ荷物を預ける準備が整ったので、荷物預け入れの手続きを済ませます。
フランスは荷物預け入れが自動でできるのがありがたいですが、慣れていないため私たちはミスをしてしまいました。
私たちが預け入れる荷物は2個。そのうちの1つは無事に自動預け入れを済ませることができたのですが、もうひとつが上手くできず、結局残りのひとつはカウンターで手続きをしました。
ミスの原因は未だに判明していないのですが、この事を覚えておこうと思い、こうしてブログに書きました。
出発は、23:20発の最終便です。
今回の旅は、3泊5日と日数が短いこともあり、復路も最終便にしました。
そして、それは大正解でした。おかげで、まるまる4日間パリを満喫することができたのです。
手荷物を預け入れて身軽になった私たちは、出発までたっぷり時間があるのでCDGを楽しみます。
こちらは、空港内の「LADUREE(ラデュレ)」。
ラデュレは、どの店舗も色づかいが美しいですね。
パリ市内では、サン・ジェルマン・デ・プレにあるボナパルト店の前を通りかかりました。
買い物もサロン・ド・テも利用しませんでしたが、次に訪れたときにはラデュレのサロン・ド・テでゆっくり過ごしてみたいと思います。
ダンナさん、紅茶もハーブティーも飲めないうえにマカロンが苦手なんだけどね。
すまぬ・・・。
こちらは、出国手続きを済ませたあとの空港内の様子です。
広々としていて綺麗なうえに、人もまばらです。
これまでCDGはトランジットでしか利用したことがありませんでしたが、その時は夜遅くほとんどのお店が閉まっていたこともあり、薄暗い印象しか残っていませんでした。
「CDG=パリ」と、いうイメージを抱いていたため、少しガッカリしたことを思い出しました。
ところが、この「ターミナル2E」は、木質パネルと暖色系の絨毯で柔らかさに包まれており、とても綺麗です!
素敵なディスプレイだと思ったら、あのL’Occitane(ロクシタン)でした!
ロクシタンは南仏発のコスメティックブランドですが、CDGではエッフェル塔が飾られ、パリ仕様なのが面白かったです。
さて、お腹が空いてきたぞ。
そろそろどこかで腹ごしらえしよう。
ここで軽めの夕食をとることにしました。
機内でも食事が出るので、食べ過ぎないように気をつけなければなりません。笑
軽めにしては、少しお高いかも!?
空港価格なんだろうね。
ですが、ここでも心温まる出来事がありました。
私が注文したのは魚のグリルだったのですが、このお店はセルフスタイルで、自分でレンジで温めなければなりません。
目安通りに温めたつもりが、レンジから取り出そうとしたら熱くて手に持つことができずオロオロ・・・。
ダンナさんは少し離れた場所で席を確保しており、SOSが出せずにいました。
すると、近くにいたムッシュウがトレイを持ってきてくれて、レンジ内にある熱々の食品をトレイに滑らすように移動させ、トレイごと私に手渡してくれたのです!
そして、柔和な笑顔でひとこと。私は、丁寧にお礼を言いました。
Bon voyage!(よい旅を!)
Merci, c’est gentil!(ご親切にありがとう!)
南仏では親切にしていただいたときに「Merci」しか言えなかったのですが、こういう時のために丁寧にお礼を伝えるフレーズを覚えておいて良かったです。
親切な人が近くにいて良かったね!
うん、異国で親切にされたことは一生忘れられないね!
空港内のショップ…サッカー雑誌にモヤモヤ
お腹が満たされた私たちは、空港内のショップを見てまわりました。
やはり目につくのは、サッカー関連商品。フランス代表とPSG関連グッズが並んでいます。
そして、フランス代表ユニフォームの「7」の数字に目がいきました。
やはり、フランスではグリーズマン推しなのだと再確認。
世界的にはフランス代表でPSGの選手でもあるエムバペ(背番号10)のほうが注目されているのですが。笑
こちらの雑誌には、グリーズマン(左)とエムバペ(右)が大きく載っています。
ですが、ここでモヤモヤ。グリーズマンとエムバペの下、中央の白いユニフォームを着ている選手が気になって仕方がありませんでした。
白いユニフォームを着ているのは、我らがレアル・マドリードのエデン・アザール。
あれ!?レアル・マドリードの選手でフランス人といえば、おにぎり・・・いや、ベンゼマじゃない???
アザールは素晴らしい選手だし大好きだけれども、ベルギー人だよ!?と、この雑誌に突っ込まずにはいられませんでした。
その頃、ベンゼマはかなり活躍していたはずなのに、なぜフランス人のベンゼマを差し置いてアザールなのだ?と・・・。
デシャンの目の黒いうちはベンゼマを許さない・・・と、いうことなんだろうな。
デシャンは規律に厳しい人だからね〜。
憶測ですが、メディアへの影響力もあるのかもしれません。
フランス・バイヨンヌ出身のサッカー選手・サッカー指導者。現役時代のポジションはMF。2012年7月8日よりフランス代表監督。
思い当たることは色々あるのですが、この場では触れないでおきます。
興味のあるかたは調べてみてくださいね!
あっ、デシャン発見(右下に小さく)!
あと、けしからぬページも見つけてしまいました。この右下の箇所です。
私たちのモドリッチ(左:クロアチア代表)と、カンテ(右:フランス代表)のワンシーン。。。
私たちはクロアチア代表のファン。
オレは90年代からクロアチア代表ひとすじ!
それにしてもですよ。W杯決勝のときの写真なのですが、何故この写真を使うのだー、と、モヤモヤしてしまいました。
なんだか、モドリッチが可愛そうなことになっているし。。。
でもまぁ、フランス雑誌でフランス目線だから仕方がないかな。
と、こんな感じで私もダンナさんもフランス共和国は大好きですが、フランス代表には複雑な感情を抱いてしまうのですよね。
サッカーの話を引っ張ってしまいましたが、こちらはレオナルド・ダヴィンチに関する雑誌。
表紙が「モナリザ(左)」と「ラ・ベル・フェロニエール(右)」で美しいです。
そういえば、この滞在中に、パリ、ルーヴル美術館では空前絶後の「レオナルド展」が開催されていたのです(2019年10月24日〜2020年2月24日)。
私たちはルーヴルは外観だけで中には入りませんでしたが、美術館の前は凄い人でビックリしました。
あと、こちらの雑誌にも注目しました。「愛の皇后、雅子さま」と、書かれています。
「即位礼正殿の儀」で、令和の皇后となられた雅子さまの美しい十二単姿に釘づけでした。
パリ発日本行きの最終便で帰国
空港内のショップをウロウロした後、まだ時間に余裕のある私たちは、窓際の椅子に座り、マッタリと外の様子を眺めていました。
- まだ帰国したくない
- まだここに留まっていたい
- パリに戻りたい
そんな気持ちでいっぱいでした。
そして、外を眺めながらダンナさんと旅のふりかえりをして過ごしました。
名残惜しい気持ちを抑え、そろそろ搭乗ゲートに向かいます。
私たちが乗る航空機が見えてきました。
飛行機に乗るのは大好きなのですが、乗ると本当にパリとお別れかと思うと複雑な心境でした。
それくらい、帰りたくなかったのです。涙
泣きたい気持ちをおさえて飛行機に乗り込みます。
でも、またすぐに行けばいい…そう思っていたのにコロナで叶わなくなってしまいました。涙
復路の機内では、往路のように「到着まで熟睡しなければ!」ということでもなかったので、音楽を聴いたりなどマイペースに過ごしました。
\ ノイズキャンセリングの強度を自動で調節 /
1回目の機内食がきました。
エールフランスの機内食は、パンとチーズとバターが特に美味しくて大好きです!
2回目の機内食は軽めの内容でした。
パンは往路と同じく日本のパンでした。パンはやはりフランスが世界一ですね!
参考までに、機内で熟睡するために実際に役に立ったアイテムを紹介します。
帰国〜自宅まで
とうとう羽田空港に到着してしまいました。写真は、出発の日に撮った写真です。
いつもは割とすぐに出てくる預け入れ荷物がなかなか出てこなくて、「もしや、ロストバゲージか!?」と、不安になりましたが、しばらく経って私たちの荷物がちゃんと出てきました。
ロストバゲージが多いと噂のエールフランスですが、さすがに直行便でのロストはないでしょう。
ちなみに、CDGでのトランジットは2度ありますが、ロストバゲージに遭ったことは無いです。
荷物が揃ったところで、再び移動のための荷物を整理し、羽田から自宅までは、電車→タクシーで移動をしました。
羽田空港から京急線に乗り、青物横丁駅で下車をしてから、青物横丁からはタクシーで自宅まで向かいました。
なぜ、そうしたのかといいますと、帰りの時間が夕方の通勤時間帯だったのです。
羽田空港から電車で自宅まで帰るとすると、あの混雑した品川駅で乗り換えなければなりません。
それを避けるため、品川駅の手前の青物横丁駅で降りたのです。
青物横丁駅は全く混雑しておらず、ここで下車して正解。タクシーも駅の真ん前まで来ており、すぐに乗車することができました。
青物横丁から自宅までは近く、タクシーで¥2,000もかかりませんでした。
深夜帰国なら空港から自宅までタクシー利用しますが、その場合は¥5,000です。
自宅に到着してからのことはよく覚えていませんが、翌日からダンナさんが仕事なので、この日は早めに休みました。
– Fin –
まとめ
パリを訪れたのは昨年2019年11月ですが、滞在記を書いている間は、その後もずっとパリを旅しているようでした。
備忘録も兼ねた記事のため、記憶を辿ってなるべく事細かく書いてきました。
そのため、私の独り言なども多く読みづらいところも多々あったかと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。最後まで書き終えてホッとする反面、寂しさも感じています。
そこで、しばらく旅もできないことだし、今後は、いつかまた安心して旅ができる日が来た時のために、旅行計画の記事を書いたり、旅と趣味を繋げたアレコレなどを書いていきます。
数あるブログの中から、当ブログを訪れていただきありがとうございました。
Merci. Au revoir. À bientôt !(ありがとう、またね)